ポルシェジャパンが「911カレラ4S」「911カレラ4Sカブリオレ」「911タルガ4S」の受注をスタート

ポルシェジャパンが「911カレラ4S」「911カレラ4Sカブリオレ」「911タルガ4S」の受注をスタート

ポルシェジャパンは2025年7月2日、改良型「911カレラ4S」「911カレラ4Sカブリオレ」および「911タルガ4S」の予約注文受け付けを開始した。

最新の911カレラ4Sと911タルガ4Sでは、改良されたパワートレインを搭載することで4WDスポーツカーとしての魅力が大きく向上。カスタマイズオプションの追加と標準装備の拡充により、全体的なパッケージを強化したと紹介される。

4Sの名を冠する4WDモデルは、最新の「カレラS」に採用されるパワーユニットを継承。3リッターの水平対向6気筒ツインターボエンジンはインタークーラーシステムの最適化などにより、従来型を30PS上回る480PSの最高出力を発生する。トランスミッションは8段デュアルクラッチ式AT「PDK」で、911カレラ4Sでは0-100km/h加速が3.3秒(「スポーツクロノパッケージ」装着車)、最高速が308km/hと発表されている。

装備のアップグレードも最新型の特徴とされ、「20/21インチスタッガードフィットカレラSホイール」や「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV+)」、911ならではのサウンドを奏でる「スポーツエキゾーストシステム」などを標準で装備している。

ブレーキシステムは「911 GTS」と同じくレッドのブレーキキャリパーと、フロントに408mm、リアに380mmのディスクを採用。911タルガ4Sはリアホイールステアリングも標準装備とされる。

また、カブリオレとタルガではリアシートを装備しているが、クーペは2シーターがスタンダードとなり、追加料金なしでリアシートの設定を選択することもできる。インテリアはレザーパッケージが標準仕様となる。

マトリクスLEDヘッドランプとワイヤレススマートフォン充電、電動格納式エクステリアミラー(ミラーサラウンド照明付き)、「ライトデザインパッケージ」、レインセンサー内蔵自動防げんルームミラーおよびエクステリアミラー、レーンデパーチャーウォーニングなども標準装備アイテムとされている。

価格は911カレラ4Sが2352万円、911カレラ4Sカブリオレが2606万円、911タルガ4Sが2633万円。いずれも8段PDK仕様で、ハンドル位置は左右から選べる。

(webCG)