最強野球女子、松本里乃が芸能界で本格登板 最速124キロの国宝級ピッチング武器に、夢は大谷投手との共演と女性芸能人最速記録

キュートな笑顔を向けて活躍を誓った松本里乃=東京・大手町(撮影・佐藤徳昭)
TikTokのフォロワー数120万人を誇り、かわいすぎる野球女子として話題のタレント、松本里乃(21)が活躍の場を広げている。最速124キロの直球を武器に全国高校女子硬式野球選手権大会で準優勝に輝いた実力派で、米大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター、イチロー氏(51)を打ち取った動画が大バズリ。デジタル写真集を発売するなど精力的に活動する右腕は女性芸能人最速記録の樹立にも意欲をみせた。

キュートな笑顔を向けて活躍を誓った松本里乃=東京・大手町(撮影・佐藤徳昭)
神スイングの稲村亜美(29)の次は、国宝級ピッチングの〝まつりの〟だ。「野球は自分の強みだと思うので、女子野球の普及に貢献したい。スポーツ系の番組とか始球式にもどんどん挑戦してみたい」。サンケイスポーツの取材に応じた野球女子は初々しく意気込んだ。
松本は小学4年生で野球を始め、高知中央高の女子硬式野球部に所属。2020年にTikTokにアップした音楽に乗せて踊る動画が100万いいねを付けるなど話題を呼ぶ一方、ピッチャーとして高校3年時に球速124キロをマーク。21年の全国高校女子硬式野球選手権大会決勝で甲子園のマウンドに立ち準優勝に輝いた実力派だ。
同年12月には女子高校野球選抜に選ばれ、イチロー氏率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と対戦。イチロー氏をセカンドゴロに打ち取り、その動画がYouTubeなどで拡散されるや、瞬く間に知名度がアップ。「選抜のすごい人たちと野球をやれるのが楽しくて、実はイチローさんだと気づかず緊張せずに投げられた。いい結果が出せて今まで努力してきてよかったと思いました」と振り返った。
美意識が高くメークやネイルを研究し、週3、4回のジム通いと自主トレーニングで健康的な体形をキープするなど女性としても磨きがかかり、1月にデジタル写真集「MAX124km/h~ストレートに魅せられて~」でグラビアデビュー。バラエティーも経験し、ニューバランスジャパンとの企画などスポーツ関係の仕事を中心に活動の幅を広げてきた。
目標は米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(30)との共演と女性芸能人最速記録の樹立だ。
大谷について「投げるのも打つのも両方できて世界で活躍されているすごい方。野球人としての考え方を聞いてみたい」と思いを吐露。現在の女性芸能人最速は椿梨央(29)の107キロだが、「この前、投げたときは112キロだったので120キロを目標に頑張ります!」と誓った。

力強いピッチングを披露した松本里乃=東京・大手町(撮影・佐藤徳昭)
志高いニューヒロインの活躍に目が離せない。
■松本 里乃(まつもと・りの) 2004(平成16)年2月10日生まれ、21歳。佐賀県出身。19年に高知中央高の女子硬式野球部1期生として進学。卒業後はフジテレビ系「ジャンクSPORTS」の出演やワコール「CW―X」、ネスレ日本「キットカット」と企画を実施。4月に大阪・関西万博「世界キャッチボールプロジェクト」に参加。現在はコナミデジタルエンタテインメントが運営する野球インフルエンサーチーム「パワフルスピリッツ」に所属して活動中。好きなことは絵画。右投右打。168センチ、51キロ。

力強いピッチングを披露した松本里乃=東京・大手町(撮影・佐藤徳昭)