【なぜ彼だけが除外された?】“打点2位”の鈴木誠也を外し“低調選手”を選出…MLBの闇がまたひとつ

引用:gettyimagesKOREA
8,500万ドル(約123億2,719万円)の大型契約を結んだシカゴ・カブスの鈴木誠也(31)が、6月に入って明らかにブレーキがかかっている。一方で、チームの「新星」ピート・クロウ=アームストロング(23)が急浮上し、打点ランキングで肩を並べた。
10日(日本時間)、鈴木はフィラデルフィアで行われたフィリーズ戦に3番・指名打者として先発出場し、5打数1安打。これで6月は8試合で31打数6安打、打率.194、2本塁打、3打点と沈黙が続く。OPSは0.644まで落ち込んだ。

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だが今季通算では、得点圏打率.324、7本塁打、42打点、OPS 1.037と圧倒的な勝負強さを発揮しており、現時点でシーズン55打点。自己最多記録の更新はほぼ確実な状況だ。
とはいえ、ナ・リーグの打点王争いでは勢いに陰りが見え始めた。「白クマ」ことピート・アロンソ(メッツ)は6月だけで打率.382、6本塁打、18打点と爆発中。すでに61打点でリーグトップに立っている。
その背後で静かに存在感を強めているのが、同僚のクロウ=アームストロング。この日1打点を加えて55打点とし、スズキと並びナ・リーグ打点ランキング2位タイに浮上した。
続くのはウィルマー・フローレス(ジャイアンツ、49打点)、エウヘニオ・スアレス(Dバックス、48打点)。
アジア出身スラッガーとして打点王への期待がかかる鈴木だが、6月の不振が響けばその座も危うくなる。とはいえ、ファングラフスによれば今季のWARは1.8で全体41位、wRC+は144で19位につけており、依然としてオールスター候補の実力は十分だ。
だが、ESPNが発表したオールスター予想ラインアップには鈴木の名前はなかった。スタメンはクロウ=アームストロング、コービン・キャロル(Dバックス)、ジェームズ・ウッド(ナショナルズ)。控えに名を連ねたのはカイル・タッカー(カブス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、フアン・ソト(メッツ)。

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鈴木が漏れ、不調続きのソトが選ばれたのは不可解で、衝撃的だ。打点王争いとオールスター出場、いずれにしても鈴木にとって「6月の巻き返し」が決定打となりそうだ。
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