フレンドリーさが魅力!KLX230 SHERPAがくれる安心のライディング体験
フレンドリーさが魅力!KLX230 SHERPAがくれる安心のライディング体験
2024年11月にカワサキから新発売した「KLX230 SHERPA」。柔らかなアースカラーとアウトドアギア風デザインが特徴で、232cc空冷4ストSOHCエンジンを搭載したマルチパーパスバイクです。街から自然までシームレスに楽しめるこのモデルを、今回はバイカーモデルのときひろみが試乗し、その魅力をお伝えします。
シェルパの名が17年ぶりに復活! KLX230 SHERPAとは
カワサキのシェルパといえば、2007年に販売が終了したスーパーシェルパを思い出す人は多いでしょう。私は乗る機会に恵まれませんでしたが、街乗りにツーリングに林道にと、用途を選ばず楽しめるモデルだと人気でした。
スーパーシェルパ 2007年モデル
そこから17年が経ち、2025年モデルとして新しく発売されたKLX230 SHERPAは、同年にマイナーチェンジを受けたKLX230Sがベースとなっています。また、KLX230Sは、KLX230のバリエーションモデルとなり、KLX230の性能はそのままに、シート高を845mmに抑えて扱いやすさを高めたローダウン仕様モデル。前後サスペンションやリヤフレームも見直し、さらに走破性と乗りやすさを高め、街乗りからオフロードまで快適に楽しめる万能バイクです。
KLX230
KLX230 S
KLX230 SHERPAは、エンジンや6速ミッション、ブレーキ、ホイール・タイヤはKLX230/Sと共通で、サスペンションはKLX230Sと共通となっています。
今回試乗したKLX230 SHERPA
さらに、ハンドガードが標準装備され、エンジン下にはアルミ製のスキッドプレートが追加されるなど、スーパーシェルパのコンセプトを継承した頑強な装備やルックスが特徴的です。
また、フルデジタルのメーターを搭載しているうえ、スマートフォン接続機能により、スマートフォンと車両のワイヤレス接続ができるのも便利!
ハンドガード内側からバーエンドにかけ金属製プレートを装備。走行時の安心感を高め、よりタフなスタイルを強調しています。
ヘッドライトカバーがツーピース構成となっていて、ガードバーを備えているのも特徴です。また、LEDヘッドライトを採用しています。
フルデジタルで必要な情報を一目で確認できます。
車両の情報や、走行のログを残せる機能など、さらにワクワクできるバイクライフをサポート!## 主張しすぎないシャープなスタイルとカラーリング!
今回は、街乗りをメインに走行したのですが、都会の街並みや、住宅地の中にある街路樹が立ち並ぶ静かな道、オシャレなカフェの前に停めても写真映えのするデザインが印象的でした。
カラーリングはアースカラーが採用されていて、今回試乗したのは「ミディアムスモーキーグリーン」です。その他に「ホワイティッシュベージュ」と「ミディアムクラウディグレー」の全3色が展開されています。
個人的には、ミディアムスモーキーグリーンがお気に入りだったので、撮影前にカラーを聞いたときはとても嬉しかったです!
どんな背景にも馴染んで、主張しすぎないのにしっかり存在感があるこのデザインは、時代の流行りに影響されにくく、長く乗っていても飽きがこないのが魅力かなと思います。それに、派手なカラーリングのヘルメットを合わせたり、季節や気分に合わせて好きなようにライディングウェアを選んで組み合わせられそうなのもいいですね。ファッションを楽しむようにバイクと遊べるってステキです!
スペックの数値だけではわからない!安心感のある車体バランスが◎
スタイリングが気に入っても、オフロードバイクってどれも車高が高くて乗りずらそうってイメージを持っている方は少なくないと思います。かくゆう私もそうです。
となりに並んでみただけでも、シートの高さと自身の腰の位置の差があればあるほど不安を感じます。
では、実際にKLX230 SHERPAにまたがってみて、気になる足つきをチェックしてみましょう。
身長163cm、体重43㎏
両つま先がやっとつく感じで良好とは言いがたいですが、これほど車格の大きいオフロードバイクで両足がつくのはなかなか無いと思います。ちなみにKLX230 SHERPAのシート高は845mm。かつてのスーパーシェルパは810mmで、同じタイプで知名度のあるヤマハのセロー250だと830mm。スペック上でもシート高は少し高めですが、両足がしっかりつけたのには驚きました。
また、タンクからシートにかけての車幅がとてもスリムだし、シートも角ばっていないため、突っかかるものが何もなく、ストンと足がまっすぐ下におろせるのも足つきが良くなるポイントだと思います。
それにハンドルの幅や高さ、ステップの位置も自然に手足を上げた場所にあり、肩ひじ張らずにゆったり跨っていられるので安心できます。
なによりも車体の軽さに驚きました!スペック上の車両重量は134kgで、オフロードバイクはもともと車重が軽いというイメージではありましたが、想像よりも軽く感じたのです。
車体バランスが良く、重心が低めなおかげで、ふらつきが少なく、安定して車体を支えられていました。それにとっさに足を付いても踏ん張れる軽さなので、いざという時の安心感にもつながります。
バランスのとれたシャーシは軽快な走りと跨りやすさにも貢献。
スリムで角が立ちすぎていないスマートなシートは足つき性もアップ!
あとは、跨っただけでサスペンションが沈むのも足つきが良くなるキッカケになります。しっかり腰がありながらもしなやかに動くサスペンションのおかげで、小柄なライダーでも車体が沈んでくれます。これがスポーツバイクになるとサスペンションがびくとも動かないんです。少ない体重でもしっかりサスペンションが動いてくれるのは小柄なライダーにとってとてもうれしいです!
スリムな車幅とシート高の高さを感じさせない跨りやすさ、ナチュラルなライディングポジションなど、全体的な車体バランスのおかげで、見た目のイメージとは違う足つきの良さや車体の軽さが体感できました!
押し引きも軽く、バイクの移動もラクにこなせます!## 初めてでもすぐに慣れる親しみやすさに感動
走らせてみても、予想以上の乗りやすさに感動しました!まずエンジンですが、低中回転域での加速力が絶妙で、スロットルをひねればエンジンがよく回り、ぐんぐん加速してくれます。でも上半身が置いていかれるような強すぎるパワーではなく、スムーズに速度が伸びていく感じです。
一般道の40~60km/hくらいの速度ならあっという間に加速できるので交通の流れにも乗りやすく、気持ちよく巡行していられます。高速道路も無理なく走れそうですが、ゆとりを持たせるなら80km/hくらいまでかな。オンロードなら前かがみになってガツガツ走るより、景色を眺めながらのんびり走るのが一番楽しいバイクだと思いました!
あとは、扱いやすさもこのモデルの最大の魅力で、片道一車線のあまり大きくない道路や住宅街をたくさん走ったのですが、知らない道でもスイスイ走れて乗りやすかったです!
とくに狭い路地道などでは、歩くような低速度でもふらつくことなく、アイドリングに近い回転数でもエンストの心配がないくらい粘り強さを発揮してくれます。この特性はオフロード走行時にも活躍してくれそうですね!また、クラッチの繋がるポイントが感覚的にわかりやすくて、繋がった時にバイクが自分で進んでいく力もあるから、クラッチ操作もしやすかったです。
ハンドリングも軽快で、ブレーキはガツンと効くタイプではなく、コントロール性重視なので意のままに操れます。どこをとってもとがってることが無く、ライダーに寄り添った乗り心地でつねに安心して乗っていられました。今回初めて乗ったので、最初はどんなバイクなのかドキドキしていましたが、少し走らせてみたらすぐに慣れてきて、最初の不安は杞憂に終わりました。もはや初めて乗った気がしないくらい親しみやすいのも魅力のひとつです!
大通りはもちろん、ストップ&ゴーが多い街中や、一時停止の標識が多い狭い住宅街でも、キチンと止まってしっかり加速ができる身軽さも心地よかったです。あとは都内などにもよくある路地道での坂道!乗りなれたバイクでも坂道途中の一時停止は少し緊張しますが、この身軽さのおかげで、全然怖がることなく難なくクリアできました!
これだけ身軽なのでUターンもラクチン!目線も高く、旋回中もつねに安定してくれています。砂利の駐車場にも行きましたが、ハンドルを持っていかれることが少なく、肩の力を抜いて走れました。それにギャップも吸収してくれるため体への負担も少なく、軽いオフロードでも快適です。ツーリングの目的地が砂利の駐車場だったなんてことは意外とあることなので、思いがけず砂利や砂地の場所へ行っても安心ですね。
先述した車体バランスの良さと軽い車体と相まって、どんな道路や速度域でも、まるで自転車で走ってるかのような軽快感とフレンドリーさを実感できました。これだけ扱いやすければ、大きめの車体やちょっとした足つきの悪さはまったく気にならなくなります。
232㏄空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンを搭載。最高出力は18PSで、大きめのフライホイールマスにより、低中回転域で扱いやすく粘り強い走りを発揮してくれます。
ディスクブレーキには前後ともペタル(花弁型)ディスクを採用。コントロールしやすく的確なブレーキングができます。また、路面の状況により最適な制御を行うデュアルパーパスタイプのABSも搭載していて安心です。さらにABSは好みに応じてオフにもできます!
インナーチューブ径37㎜のフロントフォークとリヤのニューユニトラックサスペンションを採用。どちらも200㎜と223㎜のホイールトラベルを持ち、最低地上高も240㎜を確保しています。
フロント21インチ、リヤ18インチのスポークホイールを採用していて、デュアルパーパスタイヤを装着しています。## まとめ
とにかく跨っても走らせても”軽くてふらつかない”のが一番印象に残りました!あとはどんな人が乗っても受け入れてくれる懐の広さと、扱いやすいフレンドリーさが光りました。
KLX230 SHERPAは、自由に散策が楽しめるツーリングから街乗りも快適なコミューターとして、さらに遊びの幅を広げて林道まで楽しめちゃう1台で何役にもなってくれるオールマイティーモデルです!気軽に乗り回せるセカンドバイクとしてや、頑張りすぎないけどしっかり遊べるバイクが欲しい人はもちろん、ビギナーさんが初めてのバイクとして選んでも十分安心して楽しめるバイクだと思います。
今回は街乗りが多かったですが、次の機会は目的地にとらわれない冒険ツーリングに出かけてみたいです!
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(編集協力:株式会社カワサキモータースジャパン)
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