【レビュー】ハーレーダビッドソン「X500」インプレ(2025年)“ちょうどよさ”が光る! 街乗りからツーリングまで無理なく楽しめる
ハーレーダビッドソン「X500」の2025年モデルがニューカラーで登場した。その走行性能についてお伝えしよう。
文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
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ハーレーダビッドソン「X500」インプレ(横田和彦)

Harley-Davidson X500 2025年モデル総排気量:500cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:820mm 車両重量:208kg税込価格:83万9800円
街乗りやツーリングが誰でも楽しめるバイク
2023年デビューのX500は、ハーレーダビッドソンが持つイメージを大きく変えた存在。丸型ヘッドライトにアップハンドル、倒立フォーク、丸みを帯びたガソリンタンクといったネイキッドルックに、水冷・並列2気筒エンジンを搭載。フレームの溶接跡などもキレイで造りのクオリティも高い。
個人的な感想だが、X500はハーレーのチャレンジ精神を表現したバイクだと思う。パンアメリカもそうだが、新しいカテゴリーに果敢に攻め込む企業姿勢には好感が持てる。
エンジンはなめらかに回り、アクセルに対するレスポンスも良好。クラッチをつなぐとスムーズに動き出す。低中回転域のトルクフィールはフラットで、振動も少なく扱いやすい。

画像: ハーレーダビッドソン「X500」インプレ(横田和彦)
アップライトなポジションもあいまって、交通量が多い市街地でも余計な気遣いをすることなく流れに乗れる。そして前が空いたときにアクセルを開けると、500ccらしい加速感でダッシュ。アクセルワークによってスピードコントロールは自在だ。
ハンドリングはニュートラルで、ハンドルに無理に力を入れなくても行きたい方向にスッと向いてくれる。高速走行でも車体は安定していてフラツキ感もない。トータルバランスに優れた操安性といえよう。
X500はブランドにこだわらず、肩肘張らずに自然体で乗れ、街乗りからツーリングまで幅広い用途に自由に使える大型バイクを求めている人にこそ薦めたい。
ハーレーダビッドソン「X500」カラー・人気投票
ハーレーダビッドソン「X500」ライディングポジション・足つき性
シート高:820mm
ライダーの身長・体重:165cm・72kg

画像1: ハーレーダビッドソン「X500」ライディングポジション・足つき性
やや着座位置は高めな印象だが、高めのハンドルと低めのステップとの位置関係によって、大型バイクらしいゆったりとしたポジションになる。シートのクッション性はよく長時間のライディングでも疲れにくそうだ

画像2: ハーレーダビッドソン「X500」ライディングポジション・足つき性
ハーレーダビッドソン「X500」注目ポイント

メーターはX350と同タイプのものをセンターマウント。アナログのスピードメーターにデジタルトリップメーターという構成も同じ。

500ccのパラレルツインユニットは360度クランクを採用。パワーは47HPで、ゆとりを感じるフラットな特性が特徴だ。
ハーレーダビッドソン「X500」主なスペック・価格
文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
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