肩肘張らない"ふわり"と走るクラシックバイク GB350C【詳細チェック】
肩肘張らない"ふわり"と走るクラシックバイク GB350C【詳細チェック】
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HONDA GB350Cの車種プロフィール
今回紹介する「GB350C」は、2024年10月に発売された空冷単気筒348ccのエンジンを搭載したロードスポーツ。気負わずに乗れてコストパフォーマンスも高いことで人気のGB350をベースに、フロントフォークカバーやヘッドライトカバー、セパレートシート、前後フェンダー大型化などで重厚感のあるデザインを実現したクラシカルモデルに仕上がっている。基本的な動力性能はGB350を踏襲するが、専用マフラーの採用で音質はややジェントルなものとなっている。
車両の特徴
車体サイズは全長2205mm、全幅790mm、ホイールベースが1440mm。乾燥重量は186kgとなっている。ホイールはフロント19インチ、リア18インチのキャスト製で、フロントタイヤサイズは100/90-19、リアタイヤサイズは130/70-18。双方ともチューブレスのバイアスタイヤを履いている。
エンジンは空冷4ストロークOHC単気筒を採用。最高出力は20馬力/5500回転、最大トルクは29Nm/3000回転を発揮する。燃料はレギュラーガソリン指定となる。
走り
ワインディング
単気筒エンジンということもあり、それ以上のシリンダーを持つエンジンと比べると燃焼の機会が少ないのでクランクマスは大きめになっているが、トップギアの5速に入れてゆっくりとした速度で走っても全くカタカタ言うようなことはなく、確実に車体を前に進めていってくれる粘り強さを感じる。本物のクラシカルバイクの乗り味を上手に再現しているようだ。
専用マフラーを採用したこともあり、排気音はやや湿り気があるような、少し大人しいサウンドになっている。低速でトップギアに入れてフルスロットルまで回しても、GB350やGB350Sと比べるとエンジンの鼓動感は控えめ。しかし、それと引き換えにこのエンジンが本来持っているスムーズさの方が際立っているという印象だ。
峠道を走ってみて改めて分かったが、このモデルのフレームはエンジンのトルク出力に対して結構余裕があるようだ。車体のしっかり感というのも十分に感じられ、大きなギャップを拾った時もフレームのしなりを活かしつつ、いなしながら走ってくれるので不安を感じることはない。また、ハンドリングに関してはGB350およびGB350Sとは若干の違いがあり、ステアリングレスポンスがより穏やかになっている印象。車体の倒し込みに応じてステアリングは自然に切れていくが、最初はゆったりと切れ始めた後、ライダーの必要に応じてさらにステアリングが機能していくという感じだ。
高速道路
高速道路で80~90km/hの巡航からスロットルをさらに開けてみるが、峠道でもコメントした通り大きな変化は起こらない。もちろん僅かに加速する感覚はあるが、一般的なスポーツバイクのようにギュンと加速することはない。スピードメーターの目盛1本ずつ、徐々に速度が上がっていくといった感じ。飛ばすのが好きだというライダーには物足りないかもしれないが、スロットルの開閉で上半身が大きく揺れるようでは疲れるし、何と言ってもゆったりながらずっと加速していく時のエンジンの滑らかさはとても心地よく、このモデルの大きな魅力だと言えよう。
総括
1日試乗してGB350Cの最も良いと思うところは、全てのライダーに対する反応が「フワッとしている」という部分だ。フルスロットルまで回してもエンジンはフワッと反応するし、乗り心地もどこかフワフワしている。また、思い起こせば前後の足回りやタイヤの感触もどこかフワフワしていて、ライダーをあまり刺激しない、肩肘張らずに乗れるということを最重視しているような乗り味で、現代の日本で入手できるさまざまなバイクのラインナップを見ても、こういった乗り味のバイクが存在するというのはとても貴重なことだと思う。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。
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