夏に食べたい島豆腐! 医食同源が息づく沖縄料理の知恵

夏に食べたい島豆腐! 医食同源が息づく沖縄料理の知恵

健康や美容のために、積極的に取り入れたい大豆製品。豆腐の専門家がおいしく楽しく日常に取り入れる“豆”知識を伝授します!

江戸野陽子さん

野菜と豆腐の料理家。日本豆腐マイスター協会認定料理講師。著書「すごい豆腐の最高においしい食べ方」(笠倉出版社) 豆腐の魅力を伝えるべく、選び方やおいしいレシピを紹介

医食同源が根付いた沖縄料理で暑い夏を乗り切ろう

暑い夏を乗り切るためには体力が勝負! スタミナをつけたくても、暑さのせいで軽い食事で済ませてしまうことはないでしょうか?

亜熱帯のもとで育った沖縄料理は医食同源に基づいていることで知られています。上手に取り入れて、暑さに負けない食生活を考えてみましょう。

そんな沖縄料理ですが、島豆腐に注目していただきたい。

島豆腐は「琉球4大食材」のひとつ。胃腸の不調を緩和・疲労を回復・代謝を良くして熱を取る・血行不良を改善する食材として、広く料理に活用されています。

(ちなみに島豆腐・豚肉・昆布・芋が4大食材です)

★島豆腐の基本はこちらでチェック

島豆腐のメリットは3つ!

・大豆タンパクが摂取できる

・低カロリーなのにボリュームがある

・献立のメインになれる存在感

なかでも豆腐と野菜を一緒に炒めるチャンプルーは、たっぷりの野菜と豚肉もとれるので、暑いときでもしっかりと栄養をとることができます。できたてアツアツのチャンプルーに白いごはん、そして具だくさんの汁物をつければ理想的な栄養バランスの献立が完成します。

その他にも島豆腐は具だくさんの味噌汁や味噌煮などの煮物にすることも多いです。また、固める前のふわふわの状態を食す「ゆし豆腐」の汁物や、沖縄そばの上に具材として乗せるゆし豆腐そばなども楽しめます。

沖縄でしか手に入らない島豆腐ですが、木綿豆腐・厚揚げでも代用できます。暑いときこそ、沖縄料理をとり入れてみてはいかがでしょうか。

バランスばっちりのチャンプルーで夏を乗り切ろう ※写真はイメージ