BTS ジョングクも名義盗用の被害…中国人の首謀者を逮捕

本日(22日)、韓国法務部は、移動通信社のホームページなどのハッキングを通じて、総額約380億ウォン(約38億円)を奪った犯罪組織の首謀者級の人物である中国国籍のA氏(34)を、タイ・バンコクから強制送還したと明かした。A氏は2023年8月から昨年1月までの約5ヶ月間、タイなど海外に拠点を置き、被害者たちの名義で携帯電話を開通。被害者たちの口座や暗号資産の口座から無断で預金などを動かす犯罪行為を働いた。被害者リストには、ジョングクなどの有名芸能人はもちろん、大企業会長など、韓国の財閥が含まれていた。ジョングクは、入隊中だった昨年1月、自身の名義で3つの証券口座が無断で開設される被害に遭った。該当の口座にはHYBEの株式総3万3,500株(約83億ウォン)が移された。犯人は500株(約1億ウォン、約1000万円)を人物に売却して利益を得ようとしたが、所属事務所が被害を確認し、直ちに支払い停止を申請し、実質的な被害には至らなかった。これに関連して所属事務所BIGHIT MUSICは3月22日、Newsenに「会社とアーティストは、該当の犯罪行為を認知した後、すぐに口座の支払い停止措置、および原状回復措置など、実質的な被害を防止した。法的な措置とは別に、アーティストの個人情報および機器関連情報のセキュリティ強化対策も設け、再発防止措置を実施した」と明かした。ジョングクは昨年3月、500株を奪った第三者に株式返還訴訟を提起。ソウル西部地方法院は昨年2月「株式に対する譲渡契約が成立したことはなく、ジョングクは名義盗用被害を受けたことが認められる」と、ジョングクへの株式の返還を命じる判決を下した。