【高校野球】日大三、山梨学院、京都国際、関東第一がベスト8入り 高川学園、岡山学芸館、尽誠学園、創成館が敗退

◇第107回全国高校野球選手権大会(16日、甲子園球場)

全国高校野球選手権大会は16日、3回戦の4試合が行われました。

日大三(西東京)は序盤から試合を優位に進め、高川学園(山口)を下して7年ぶりのベスト8入りを決めました。1点を追う1回裏、打者一巡の猛攻で5得点し逆転。その後も得点を加え15安打9得点と打線が力を発揮しました。敗れた高川学園は初の準々決勝進出とはなりませんでした。

勝ち越し打を放った日大三・嶌田大翔選手(写真:時事) 日テレNEWS NNN

山梨学院(山梨)は岡山学芸館(岡山)を投打に圧倒し、夏の甲子園では初のベスト8進出を果たしました。初回に4番・横山悠選手(3年)のタイムリー2ベースで先制すると、5回にはヒット6本の集中打で一挙6得点するなど、計17安打14得点。投手陣は岡山学芸館打線にヒットを2本しか許さず、3投手のリレーで完封しました。岡山学芸館は2年続けて3回戦で涙をのみました。

山梨学院先発の菰田陽生投手(写真:時事) 日テレNEWS NNN

京都国際(京都)は尽誠学園(香川)に逆転勝利しました。1点を追う8回、2アウト2、3塁で小川礼斗選手(2年)がタイムリーを放って逆転に成功。このリードを6回からリリーフした西村一毅投手(3年)が無失点で尽誠学園の反撃を許しませんでした。なお試合後に行われた抽選の結果、京都国際は準々決勝で山梨学院との対戦が決まりました。

逆転タイムリーを放った京都国際・小川礼斗選手(右)と尽誠学園先発の広瀬賢汰投手(左)(写真:時事) 日テレNEWS NNN

関東第一(東東京)は創成館(長崎)と終盤まで接戦となりましたが競り勝ちました。3回、1アウト満塁から坂本慎太郎投手(3年)のタイムリーで2点を先行。9回にも2点を加えると、石田暖瀬投手(3年)と坂本投手が創成館の反撃を1点に抑え準々決勝に駒を進めました。敗れた創成館は8回の攻撃で2アウト2、3塁と逆転のチャンスを迎えましたが、あと1本が出ませんでした。

大会12日目の17日は、3回戦の4試合が行われベスト8が出そろいます。仙台育英(宮城)は沖縄尚学(沖縄)と、横浜(神奈川)は津田学園(三重)と対戦。東洋大姫路(兵庫)は西日本短大付(福岡)と、明豊(大分)は県岐阜商(岐阜)との試合に臨みます。

▽16日の結果

〈3回戦〉

日大三(西東京)9-4高川学園(山口)

山梨学院(山梨)14-0岡山学芸館(岡山)

京都国際(京都)3-2尽誠学園(香川)

関東第一(東東京)4-1創成館(長崎)

▽17日の日程

〈3回戦〉

仙台育英(宮城)vs沖縄尚学(沖縄)

横浜(神奈川)vs津田学園(三重)

東洋大姫路(兵庫)vs西日本短大付(福岡)

明豊(大分)vs県岐阜商(岐阜)