菅野美穂「夏らしくゾクっとする体験を楽しんで」『近畿地方のある場所について』大ヒット御礼舞台挨拶レポート

8月20日(水)、映画『近畿地方のある場所について』の大ヒット御礼舞台挨拶が新宿ピカデリーで開催され、主演の菅野美穂と赤楚衛二が登壇。イベントの終盤には、菅野の誕生日を祝う“戦慄のサプライズ”が仕掛けられ、会場は悲鳴と笑いに包まれた。

菅野美穂「夏らしくゾクっとする体験を楽しんで」『近畿地方のある場所について』大ヒット御礼舞台挨拶レポート

イベントでは、興行収入10億円を突破し、韓国でも邦画実写No.1のヒットとなった本作への反響について、菅野が「怖さを楽しんでいただけているのかなと感じます。夏らしくゾクっとする体験と、日常とはまったく違う世界を映画として味わっていただける作品だと思うので、これからも多くの方に観ていただけたら嬉しいです」と喜びを語った。

さらにリピーターが増え続ける現状に触れ、「団地で子供たちが『ましらさま』遊びをしているシーン。最初は気づかなかったのですが、子供たちの遊びの中に“何か”が映っているんです。ラストシーンにも初回では気付きにくい“何か”があると聞いて…私ももう一度映画館で確認したいです!」とリピート鑑賞の楽しみ方を力説。観客の熱気に応えるように、本作の奥深い魅力を語った。

赤楚も「僕の友達も怖い映画は苦手だけど“面白かった”と言ってくれました。恐怖だけでなく、考察の面白さもあるので、ぜひ楽しんでほしいです」と作品への自信をのぞかせた。海外展開についても「めっちゃ嬉しいですね!聖地巡礼やバスツアーをまたやってほしい」と期待を寄せ、会場を沸かせた。

クライマックスでは、菅野の誕生日祝いとして運び込まれたケーキの下から、本編で恐怖の象徴として登場する“赤い服の女”が突如出現。菅野は大絶叫しつつ「ヒーハー!!」と叫びながら思わずハイタッチする一幕もあり、観客は悲鳴と爆笑で大盛り上がり。菅野は「忘れられないお祝いになりました!」と満面の笑みを見せた。

イベントでは、撮影現場で実際に記録された心霊現象の映像も公開。袋が風もないのに揺れる様子に、菅野は「私は霊感がないので実際にはわからなかった」と振り返り、赤楚は「トイレに行くのが怖くてマネージャーに付き添ってもらった」と裏話を披露。恐怖と笑いが交錯するトークで会場を盛り上げた。

■作品情報

タイトル:映画『近畿地方のある場所について』

公開日:大ヒット上映中

原作:背筋「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)

出演:菅野美穂、赤楚衛二

監督:白石晃士

脚本:大石哲也、白石晃士

脚本協力:背筋

音楽:ゲイリー芦屋、重盛康平

主題歌:椎名林檎「白日のもと」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)

配給:ワーナー・ブラザース映画

©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会