やましいことはないけれど…後ろめたさが引き起こした“ある行動”【優しい夫とその同僚 Vol.97】

※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。

■これまでのあらすじ

夫と同僚・芹の関係を不審に思った妻は、離婚を宣言。以前、夫の地元で同じホテルに泊まることになってしまった夫と芹。飲み会後、芹から思いつめた様子で連絡があり、夫は彼女のもとへ向かいます。芹は夫婦関係に悩んでいると語り、「私のこと好きだったでしょ?」と過去の思いをぶつけます。夫は彼女を気遣い、「たしかに好きだった」と答えますが、今はお互い大切な人がいると伝えます。そして芹から「寝るまでそばにいて」と頼まれ、夫はその願いを聞き入れますが、酒の影響もあり先に眠ってしまい、翌朝気づけば芹の部屋で一夜を過ごしていたのでした。

■やましいことがあるわけではないけれど…

やましいことはないけれど…後ろめたさが引き起こした“ある行動”【優しい夫とその同僚 Vol.97】

■芹からのお願い…?

■レスのことはすでに言ってしまった…!

芹の部屋で一夜を明かしてしまった夫は、やましいことは何もなかったとはいえ、後ろめたさを拭いきれません。思わず、男友達の寝顔を撮るような“アリバイ工作”めいた行動をとってしまいます。

帰り際、芹は「夫婦のレスや、それが原因で自分を傷つけようとしたことは誰にも知られたくない」と口止めをします。

以前、出張先で初めて芹から夫婦の問題を打ち明けられたときは、すぐに妻に話してしまった夫。しかし今回は、妻にも話すまいと心に決めます。

こうしてまたひとつ、妻に隠し事が増えてしまうのでした。

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