ロシアへの反感度・好感度調査:世界35カ国がロシアに抱える印象とは

好感度の低い国、ロシア

好感度の低い国、ロシア, 全体の65%がネガティブな感情を抱えている, 西側諸国が特に否定的, ポーランドが最も厳しい, グローバルサウスの態度はさまざま, 2023年から改善した国も, アルゼンチンでは肯定的評価が11ポイント上昇, 他にも微増した国も, プーチン大統領個人への評価は?, 大きな変化はなし, 信頼されていないプーチン大統領, ヨーロッパでは圧倒的に否定的, 欧州の例外ギリシャ, マレーシアとフィリピンは過半数が肯定的, 合衆国の市民感情との乖離, トランプ政権も愛想をつかした?

今年第2期めをスタートさせたトランプ政権は独自のやり方でウクライナ侵攻の早期終結を目指しているが、思うように交渉が進まずいら立ちを募らせている。その間にも、米国の有権者を含む世界の人々の多くは、いまでもロシアやプーチン大統領に対して否定的な感情を抱いているようだ。

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世界的に不人気

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アメリカ合衆国のピュー研究所が行った最新の調査によると、対象となった世界35カ国でロシアに対する感情はいまだに広くネガティブなものだという。

全体の65%がネガティブな感情を抱えている

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ピュー研究所はこう報告している:「全体として、調査対象国の成人のうち平均65%がロシアに対して反感を抱いていた一方、好意を抱いていたのは28%に留まった」なお、各国別の内訳において、その国の地理的な位置との相関はみられなかったという。

西側諸国が特に否定的

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たとえば、ロシアに対する否定的な見解が特に多かったのは西側諸国となっている。続いて、オーストラリア、カナダ、イスラエル、日本、韓国、そしてアメリカ合衆国ではロシアに対する否定的な見解がおよそ75%に達していた。

ポーランドが最も厳しい

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とくにロシアに対する反感が強かったのがポーランドだ。87%が否定的見解を持っており、どちらかと言えば否定的、まで合わせると96%に達した。好意的だったのはわずか2%にとどまった。

グローバルサウスの態度はさまざま

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米国では否定的評価が86%で、肯定的評価は11%となった。だが、インドや南アフリカのような国々では傾向が異なり、否定的評価はそれぞれ16%と45%となっている。

2023年から改善した国も

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ピュー研究所は次のようにコメントしている:「ロシアに対する見解は基本的には否定的なものにとどまっているが、いくつかの国では昨年度からわずかに改善しているところもある」たとえば、ロシアに対する見解が改善した国のひとつがアルゼンチンだ。

アルゼンチンでは肯定的評価が11ポイント上昇

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「2023年にはアルゼンチンにおけるロシアに対する肯定的評価は17%という最低値を記録したが、今回の調査では11ポイント上昇して28%となった」とされている。

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他にも微増した国も

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同じく肯定的評価が微増している国にはドイツ、メキシコ、韓国(すべて2023年から5ポイント上昇)。一方、チリでは最低値となり、肯定的評価を下したのは20%にとどまった。

プーチン大統領個人への評価は?

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一方、プーチン大統領個人に対する評価は2023年の調査から大きな変動はなかった。基本的には全世界を通じて否定的に評価されているが、肯定的評価の微増を見た国もあった。

大きな変化はなし

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ピュー研究所は次のように述べている:「ウクライナへの全面的軍事侵攻を始めた2022年にはロシア及びプーチン大統領に対する評価は歴史的低さとなったが、そこからわずかに改善した国もある」

信頼されていないプーチン大統領

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「プーチン大統領は国際問題に対して正しい対処を行うと思うか」という質問に対しては多くが否定的に回答している。「平均73%の人がプーチン大統領をまったく、あるいはあまり信頼していない」とピュー研究所は報告している。

ヨーロッパでは圧倒的に否定的

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同研究所は「ヨーロッパでは圧倒的に否定的な見方が多く、調査対象となったほとんどの国で大多数の回答者がプーチン大統領に対して否定的だった」と指摘している。ヨーロッパでこの傾向に逆らったのはギリシャだけだった。

欧州の例外ギリシャ

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「ヨーロッパではギリシャだけが、25%以上の成人がプーチン大統領への信頼を示した」という。ギリシャではプーチン大統領を信頼していないと答えた人の割合が65%で、45%がかなり、あるいはある程度信頼しているとした。

マレーシアとフィリピンは過半数が肯定的

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ヨーロッパ以外の地域では傾向はさまざまだった。とはいえ、特に興味深いのがアジアとアメリカ合衆国の結果だ。たとえば、マレーシアとフィリピンの2カ国だけは、過半数がプーチン大統領への信頼を示している。

合衆国の市民感情との乖離

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いっぽう、合衆国では88%がプーチン大統領のことをまったく/あまり信頼していないと答えた。かなり/ある程度信頼していると答えたのは8%にとどまっている。

トランプ政権も愛想をつかした?

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こうした結果を見る限り、なぜトランプ大統領がプーチン大統領に接近しようとしているのか、疑問は深まるばかりといえるだろう。とはいえ、プーチン大統領の反応のなさに業を煮やしたのか、米国はウクライナへの軍事支援を再開している。

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