ウクライナ支援のため、オーストラリアの早期警戒管制機がポーランドに配備

E-7A Wedgetail. X @KosiniakKamysz

オーストラリアの早期警戒管制機 E-7A Wedgetail が、NATO の任務に参加するためポーランドに到着しました。この発表は、ポーランドの国防大臣ヴワディスワフ・コシニャク=カミシュ氏がSNS「X」で行いました。

今後数週間で、この E-7A はポーランド中部の都市ウワスクにある第32戦術航空基地を拠点に運用を開始する予定です。主な任務は、NATO東側戦線での空域管理と航空作戦の指揮です。

これは、E-7A Wedgetail がポーランド領内から直接運用される初めてのケースであり、同地域の防空強化にとって大きな一歩となります。

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二重の任務:NATOとウクライナ支援

E-7A Wedgetail. X @KosiniakKamysz

NATOの役割に加え、この機体はウクライナへの情報支援も行う予定で、特にロシアによるミサイルやドローン攻撃時に活躍すると見られています。Wedgetail は目標の探知、追跡、指定を通じて、ウクライナの防空能力を高めると期待されています。

なお、オーストラリアの Wedgetail がウクライナ支援に関わるのはこれが初めてではなく、2023年にはドイツから偵察任務を実施した実績があります。

E-7A Wedgetailとは

E-7A Wedgetail. X @KosiniakKamysz

E-7A Wedgetail は、最先端レーダー、セカンダリーレーダー、音声およびデータによる戦術通信システムを備えた指揮管制機です。機体は改造された Boeing 737 Next Generation を基にしています。

従来型のAWACS機とは異なり、Wedgetail は固定式のアクティブ電子走査アレイ(AESA)アンテナを採用しており、従来の回転式レーダーよりも迅速かつ精確な探知が可能です。

この機体はもともとオーストラリア空軍向けに開発されましたが、現在ではトルコ(E-7T)韓国イギリス(Wedgetail AEW1)などの空軍にも採用されています。

出典と画像: X @KosiniakKamysz | militarnyi 本コンテンツはAIの支援で作成され、編集部により確認されました。