管理栄養士・松丸奨先生の連載25回目 「強い歯になりたい人」へ向けたレシピ
話題の管理栄養士・松丸奨先生に教えてもらう「栄養チャージレシピ」連載。25回目は強い歯になりたい人へ「桜えびチヂミ」と「ごぼうとしらすの香ばしオイスター」です。

管理栄養士・松丸奨先生に、管理栄養士だから提案できる、「栄養」に特化した「コクリコ」だけのレシピを作ってもらいました。
25回目は強い歯になりたい人へ「桜えびチヂミ」と「ごぼうとしらすの香ばしオイスター」です。
(松丸奨先生のレシピ連載は、毎週月曜・金曜の朝公開)

管理栄養士・松丸奨先生。現在は、都内の公立小学校に勤務。 撮影/日下部真紀
豊富なカルシウムと嚙み応えが丈夫な歯を作る!
強い歯になるには、たんぱく質やカルシウムが必要と松丸先生。
「今回紹介する2品には、桜えび、ごぼう、ちりめんじゃこ、しらすと、歯にいいといわれるカルシウム豊富な食材ばかりを組み合わせました。
さらに、歯は固いものを食べて刺激を与えることも重要です。繊維質で嚙み応えのあるごぼうや、にんじんのポリポリとした食感、シーフードミックスに入っているイカなど、よく嚙み、歯に刺激を与えて健康な歯を育てていきましょう!」(松丸先生)
主菜:桜えびチヂミ

【材料:2人分】
・乾燥桜えび 1袋(約8g)
・ほうれん草(冷凍) 120g
・キャベツ 外葉2枚
・シーフードミックス 80g
・薄力粉 大さじ3
・和風だしの素 小さじ1
・ごま油 大さじ1
・水 大さじ2
【作り方】

①キャベツ外葉2枚は粗めのみじん切りにする。シーフードミックス80gは流水解凍しておく。ボウルにシーフードミックス、ほうれん草(冷凍)120g、桜えび1袋(約8g)、和風だしの素小さじ1を入れる。薄力粉大さじ3と水大さじ2を少しずつ入れながらよく混ぜ、少し粘りが出るぐらいの固さにする。

②フライパンを中火で加熱し、ごま油大さじ1を入れて、①の生地を入れる。蓋をして5~10分ほど焼く。お皿に盛り付けて完成。お好みでぽん酢をつけていただく。
松丸先生のポイント!
チヂミはあえてひっくり返さず、片面焼きで仕上げましょう。蓋をすれば中火でもしっかり火は通りますよ。下はカリカリ、上はふわふわを目指して焼いていきましょう。
副菜:ごぼうとしらすの香ばしオイスター

「ちりめんじゃこやしらすは、歯の材料となるカルシウムが豊富。さらにごぼうやにんじんの嚙み応えのある食感は、歯を鍛えてくれます。歯を健康にしたい人は、よく嚙んで食べるようにしましょう。
また、ごぼうには食物繊維がたっぷり! 整腸作用のある不溶性食物繊維のリグニンや、ヘミセルロースのほか、便通を促す水溶性食物繊維のイヌリンが含まれています。お腹をすっきりさせたいときにもおすすめのレシピですよ」(松丸先生)
【材料:2人分】
・ごぼう 1/2本
・にんじん 1/3本
・ちりめんじゃこ 大さじ3
・しらす 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・万能ねぎ 適量
A
・酒、オイスターソース 各大さじ1
・和風だしの素 ひとつまみ
【作り方】

①ごぼう1/2本とにんじん1/3本は千切りにする。万能ねぎ適量は刻んでおく。

②フライパンを強火で加熱してからごま油大さじ1を入れ、①のごぼうとにんじんを3分ほど炒める。ちりめんじゃこ大さじ3を入れて30秒ほど炒めてから、A(酒・オイスターソース各大さじ1、和風だしの素ひとつまみ)を入れ、さらによく炒める。皿に盛り、しらす大さじ2と①の万能ねぎをちらしたら完成。
松丸先生のポイント!
しらすやちりめんじゃこは塩分があるので、味付けは薄味を意識しましょう。ごぼうとにんじんの固さが気になる場合は、強火でしっかり炒めると食べやすくなりますよ。
────◆───◆────
次回26回目は、骨を強くしたい人へ向けた混ぜごはん&デザートレシピをご紹介します。お楽しみに!松丸先生のレシピ連載は毎週月曜日と金曜日の朝更新。
撮影/松丸奨

「給食の謎」著:松丸奨(幻冬舎新書)

「給食が教えてくれたこと」著:松丸奨(くもん出版)
