「そのうち治るだろう」が地獄の始まり…原因不明の発作に苦しんだ女性が語る、絶望の5年間【作者に聞く】

10話1-1

幸せに暮らしていたデザイナーの種さん。ある日突然、激しい吐き気に襲われ、理由もわからぬまま“オエオエ地獄”と称する発作に5年間苦しむことになる。その原因はパニック障害だった。自身の体験を描いた漫画『パニック徒然日誌』がSNSで反響を呼んでいる。今回は、「そうだ、病院へ行こう」をテーマに、漫画に込めた思いなどを著者に聞いた。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。似た症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。

発作が再発した地獄の5年間

10話1-2

10話1-3

10話2ー1

最初の発作から1年後、症状が落ち着きかけたころ、友人とのカフェで再び強烈な吐き気に襲われた種さん。原因不明の“オエオエ地獄”が再発したのだ。種さんは病院で精密検査を決意するも、検査結果は「めちゃくちゃ健康です」。納得できず複数の病院を回るが、すべて「健康」「健康」と診断され、原因不明のまま4年もの月日が流れていった。

謎の症状についてネットで探していた際、「パニック障害」の事例と似ていることに気づいたという種さん。しかし、「まさか、こんなファニーな名前の病気じゃないよね」と、完全にスルーしてしまったそうだ。

もともと体は弱い方で、少し調子が悪くても気にしない性格だった種さんだが、「そんな私が無視できないほど、このパニック障害の発作はキツイです」と語った。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。