プーチン大統領主導の式典でロシア海軍が新型原子力潜水艦「クニャージ・ポジャルスキー」を編入

原子力潜水艦クニャージ・ポジャルスキー。写真:Kremlin.ru
ボレイA型計画の第5戦略原潜、ロシアの核三本柱の強化の一環として就役
ロシアのセヴェロドヴィンスクにあるセヴマシュ造船所にて、ウラジーミル・プーチン大統領は今週、新たな戦略型原子力潜水艦「クニャージ・ポジャルスキー」の海軍旗掲揚式に参加し、同艦は正式にロシア海軍艦隊の一員となりました。
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「ロシアの戦略的防衛を支える新たな柱であり、数十年にわたり我が国の海洋国境を守る準備が整っている」とプーチン大統領は式典で述べました。
式典には、第一副首相デニス・マントゥロフ氏、大統領補佐官のアレクセイ・ドゥーミン氏とニコライ・パトルシェフ氏、海軍総司令官アレクサンドル・モイセエフ氏、アルハンゲリスク州知事アレクサンドル・ツィブルスキー氏ら政府高官が出席しました。
原子力潜水艦クニャージ・ポジャルスキー。写真:Kremlin.ru
クニャージ・ポジャルスキーは、955A ボレイA型計画の最新型第4世代戦略原子力潜水艦であり、OK-650V原子炉を動力源としています。この艦は、ステルス性能、機動性、攻撃力のすべてにおいてロシアの核戦力の中でも最も先進的な装備のひとつです。
クニャージ・ポジャルスキーの技術仕様:
- 計画:955A ボレイA型(第4世代戦略原潜)
- 推進方式:OK-650V原子炉(事実上無制限の航続距離)
- 主兵装:RSM-56「ブラヴァ」弾道ミサイル16基
- ミサイル射程:9,000km以上
- 核弾頭搭載能力:ミサイル1基あたり極超音速弾頭6~10個(最大150キロトン)
- 最大速度:最大30ノット(約55km/h)
クニャージ・ポジャルスキーは、ロシア最大の造船所であるセヴマシュが建造した142隻目の原子力潜水艦であり、同造船所はロシア造船公社の一部でもあります。政府によれば、2030年までに同型の原潜をさらに6隻納入する予定です。
原子力潜水艦クニャージ・ポジャルスキー。写真:Kremlin.ru
この艦は、17世紀にポーランド・リトアニアの占領に抵抗したロシアの歴史的人物、ドミトリー・ポジャルスキー公にちなんで命名されました。今回の就役により、クニャージ・ポジャルスキーは過去6年間で就役したボレイA型潜水艦として5隻目となります。
出典と画像:Kremlin.ru。本コンテンツはAIの支援を受け、編集部によって確認・編集されました。