「偵察機が突如、攻撃兵器に豹変」…トルコ製ドローンがロシア軍高速艇を襲撃、大爆発の瞬間!

トルコ製ドローン、ロシア軍高速艇を撃破…偵察型ドローンによる珍しい戦闘映像

引用:ウクライナ海軍のテレグラム

トルコ製無人攻撃機(ドローン)がロシア軍の高速艇を破壊する映像が公開された。偵察任務に投入されることが多い機体による戦闘事例は珍しく、軍事専門家の注目を集めている。

ウクライナ海軍が3日(現地時間)に公開した映像には、南部ヘルソン州でロシア軍の高速艇が空からの攻撃を受け爆発する様子が映っていた。

ウクライナ海軍によると、当時高速艇は空挺部隊を別の地域に輸送していたとされ、この攻撃でロシア兵7人が死亡、4人が負傷したという。

引用:ウクライナ海軍のテレグラム

映像に登場したドローンは、トルコの防衛産業企業バイカル社が開発した「バイラクタルTB2」とみられている。

バイラクタルTB2は、中高度・長距離(MALE)型の無人機で、全長6.5メートル、翼幅12メートル、最大離陸重量は約650キロ、最高速度は時速222キロに達し、実戦では最大150時間の連続運用が可能で、最大作戦高度は8230メートルとされる。

通常は偵察任務を中心に運用されてきたが、今回の攻撃ではウクライナが独自開発した誘導空中爆弾を搭載していた可能性が指摘されている。

ウクライナ軍がバイラクタルTB2ドローンによる空爆映像を公開するのは今回が2回目で、2本の映像はいずれも数週間の間隔で公開された。

出典:ニュース1

専門家は「ウクライナ戦争が始まって3年以上経つが、バイラクタルTB2が戦場で任務を遂行する映像は極めて少ない」と口を揃える。

今年8月には、ウクライナ国防情報総局(DNI)がヘルソン州のザリズニ港近郊でロシア艦艇を攻撃するバイラクタルTB2の映像を公開していた。

ウクライナの軍事専門メディア「ディフェンス・エクスプレス」は、「ウクライナが公開した2本の映像だけでは、バイラクタルTB2が本格的に攻撃任務に投入されているとは言い切れない」としながらも、「しかし、この機体が戦闘任務に一定程度活用されている事実は注目に値する」と分析している。

さらに「こうしたバイラクタルTB2の運用は、ウクライナ防衛軍がロシアの防空網を抑制するため体系的に取り組んできたことを示す点で大きな意味を持つ」と付け加えた。

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