アントネッリ、ルクレール接触でフェラーリに謝罪訪問。バスール代表「良い対応」と受け入れ

 F1オランダGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触し相手をクラッシュさせてしまったアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)だが、レース後にはフェラーリへ謝罪に赴いていたようだ。

 レース終盤に5番手をルクレールと争っていたアントネッリは、ターン3で追い抜きを仕掛けた際に接触。ルクレールはこの接触でスピンしウォールに激突し、リタイアを喫した。なおアントネッリはこの動きが原因で10秒のタイムペナルティを受けた。

 アントネッリはレースを完走した後、このアクシデントについて謝罪するためにフェラーリを訪れた。ただルクレールが不在だったため、チーム代表のフレデリック・バスールに謝罪したという。

「ああ、シャルルが不在だったから、彼は私のところに来て謝罪してくれたよ」と、バスール代表は言う。

「謝罪は受け入れている。こういうことは起こり得るものだ。ザントフールトはオーバーテイクが容易ではないし、リスクを負う必要があるんだ。彼はそのリスクを負って、そしてミスを犯して謝罪した。良い対応だ。私としては、あれはレーシングアクシデントだったんだ」

Charles Leclerc, Ferrari

 レース後、アントネッリはルクレールのクラッシュにつながった当時の瞬間を振り返ると、次のように語り、反省していると述べた。

「分かってるし、残念だ。ペースは良かったし上位を目指していたからね」

「あの時がチャンスだと分かっていたんだ。彼にかなり接近していたし、相手のタイヤもまだ冷えていた」

「それで追い抜きを試みたけど、ちょっとやりすぎてしまった。彼が前に戻ってきているのを見たときには、途中で止められなかったんだ」

「ここはオーバーテイクが難しいからこそ攻めた。乱気流の中での周回が続くと、タイヤにもペースにも影響が出てしまうからだ。だからこそ攻めたけど、少しやりすぎた」

「反省しているし、もちろん彼には申し訳なく思っている。次は動く前によく考えることになるだろう。100%確信が持てない限りはね」

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