力ずくのイスラエル、巻き込まれるガザ地区の人々
戦闘の犠牲となるパレスチナの民間人

2023年10月7日、ハマスがイスラエルに対し、奇襲を仕掛けたことで始まった戦闘は長期化し、ガザ地区は凄惨きわまる有様だ。イスラエル軍の強引な作戦に民間人が巻き込まれ、絶望的な状況に追い込まれているのだ。しかも、イスラエル側は同地区へのアクセスを制限しており、人道支援物資はパラシュートで投下されている。
犠牲者6万1,000人(国連)

国際連合によれば、ガザ地区では戦闘の勃発から現在までの間に、6万1,000人が死亡。うち、1万8,000人あまりは子供だという。
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危機的な食糧不足

さらに、ガザ地区では支援物資の搬入がたびたび遮断され、食糧が不足。子供たちが極度の栄養失調に陥るなど、人工的な飢饉が発生している。なお、人道支援物資の搬入妨害は国際人道法違反にあたる。
食糧不足を武器として利用するイスラエル

イスラエルは意図的に食糧不足を引き起こし、パレスチナに対する武器として利用しているのではないか、という批判の声は高まる一方だ。
事態が好転する気配なし

国際社会は重い腰を上げ、ガザ地区の人道危機に介入しはじめたが、事態が好転する兆しは見えない。イスラエルとハマスはいまだ、停戦合意に至っていないのだ。
生き延びるために必死の住民たち

ガザ地区に関する報道では、イスラエル軍とハマスによる交戦の様子が伝えられることは少ない。むしろ、絶望的な状況の中、必死に生き延びようとする住民たちの姿が世界に向けて発信されている。
イスラエルを止められない国際社会

各国の指導者らはイスラエルに対し、国際人道法の遵守や停戦を求めている。しかし、ネタニヤフ政権は聞く耳を持たないようだ。
停戦合意の見通しは?

ハマスは停戦案を受け入れると表明したが、イスラエル政府は態度を濁したまま、軍事行動を拡大させつづけている。
ハマスに拘束されている人質

一部の推計によれば、ハマスに連れ去られたままとなっている人質はおよそ50人。うち、生存者は24人だと見られている。
戦闘終結の道筋は見えない

戦闘勃発から2年を迎えようとしているガザ地区だが、救いのない映像が連日伝えられるばかりで、平和への道筋は一向に見えてこない。
子供たちの将来

イスラエル軍による事実上の無差別攻撃にさらされている子供たちは健全な未来を担うことができるのだろうか?
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