自動運転バスが街路樹に衝突…2人ケガ 都が実証実験中

東京都が行っていた実証実験中に自動運転バスが街路樹に突っ込み乗客2人がケガをしました。

乗客が待つバス停。よく見ると、そのバスは街路樹に衝突し、歩道へと乗り上げています。現場にはフロントガラスのようなものも散乱。

撮影者

「ドーンと。普通の車同士がぶつかる音じゃない。あとになって自動運転と聞いた」

事故を起こしたのは実証実験中だった自動運転のバス。

警視庁によりますと、29日午前11時半頃、東京八王子市の路上で自動運転のバスが道路脇の街路樹に突っ込み、歩道に乗り上げました。この事故で乗客2人が軽いケガをしたということです。

事故が起きた現場は――

記者

「見渡す限り直線の道路で、見通しはよさそう」

このバスは東京都が自動運転技術を活用した都市づくりの取り組みのひとつ。今月23日から31日までの間、八王子市の高尾駅周辺で自動運転バスを走行させる実験を行っていました。

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交通事故を防ぐため、開発が進む自動運転。なぜ事故は起きたのでしょうか。

そもそも自動運転のレベルは5段階に分かれていて、レベルが高いほど運転の自動化が進んでいます。

今回事故を起こしたバスは「レベル2」に相当し、手を離しての運転が可能ですが、運転を部分的に支援するレベルで、あくまで主体となるのは人。専門家によりますと、過去に何度か事故が起きているといいます。

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自動運転に詳しい多摩大学・樋笠尭士准教授

「レベル2のときにバスの運転手がハンドルを触ると、人が運転をできるようになっている。それでも事故が起きるというのは、人に気づいてハンドルとろうとしても間に合いませんでしたというケース」

一方、今回のように正面から衝突する事故は珍しいといいます。

自動運転に詳しい多摩大学・樋笠尭士准教授

「だいたい角がちょっとぶつかったとか、ちょっとこすった。こんなに(正面から)ぶつかるのは結構なこと」

都の担当者によりますと、自動運転では道路の状況などによって手動運転に切り替える場合もありますが、事故当時、自動だったのか手動だったのかは確認中。

八王子市での自動運転バスの実証実験は中止し、ほかの地域で実施中の実証実験は手動運転に切り替えるということです。