ロシア軍の死傷者数が106万人を突破:膨れ上がる「特別軍事作戦」の代償
終わりの見えない「特別軍事作戦」

2022年2月に突如、ウクライナに攻め込み、世界を驚かせたロシア。クレムリンは当初、すぐに片が付くと考えていたようだが、プーチン政権による「特別軍事作戦」のコストは膨れ上がる一方だ。
ウクライナ軍参謀本部の見解

実際、ウクライナ軍参謀本部はロシア軍が開戦から現在までの間に、兵力100万人あまりを失ったと見ている。『キーウ・インディペンデント』紙が報じた。
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死傷者106万8,040人

同参謀本部いわく、ロシア軍の死傷者数は今年8月15日の時点で、1o6万8,040人に達した。
装備品の損失

また、『キーウ・インディペンデント』紙によれば、ロシア軍はこれまでに戦車1万1,000両あまり、砲兵システム3万1,000基あまり、ドローンおよそ5万2,000機、航空機およそ420機、潜水艦1隻を失ったとのこと。
2025年6月に戦死者数100万人を突破

ユーロニュース放送は今年6月中旬に、ウクライナ軍参謀本部が発表する統計データの中で、ロシア軍の死傷者数が100万人を突破したと報じていた。
「100万人分の攻撃力が低下」

同参謀本部は当時、「100万人です。敵の攻撃力はその分だけ減少しました。我々に害をなす可能性があった100万人を、逆に排除したのです」とコメント。
衰えない死傷者発生のペース

とはいえ、3年あまりの戦闘によって両陣営がともに疲弊しつつあるにもかかわらず、死傷者が発生するペースは衰えていないのだ。
増え続ける死傷者

実際、ウクライナ軍参謀本部は今年6月に、ロシア軍がこれまでに出した死傷者のうち、60万人あまりは過去1年半で発生したと発表。ユーロニュース放送が伝えている。
ウクライナ側の損失も深刻

一方、ウクライナ側の損失も深刻だ。『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、戦略国際問題研究所(CSIS)はウクライナ軍が今年6月までに、戦死者40万人を出したと見積もっているとのこと。
正確なデータはなし

ただし、同紙いわく、両陣営が公表するデータは質・量ともにかけており、この戦争における死傷者数を正しく見積もるのは容易でない。
今後も増え続ける見込み

ひとつ確かなのは、今後も死傷者数が増え続け、近いうちに収まる気配はないということだ。
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