コメの甘みともちもち食感、人気アイスに似てるかも? 岡山の高校生がご飯スイーツを考案

 岡山県立岡山操山高校(岡山市)の2年生3人が、炊いたご飯で作るアイスクリームのようなスイーツを考案した。コメの甘みともちもちした食感が特徴。「らいすくりーむ」と名付け、試作品の販売や作り方講座を通じて食や農業の大切さを伝えていく活動に取り組んでいる。

「らいすくりーむ」を通じて農業や食の魅力を発信する(左から)佐々木さん、㷔硝岩さん、猪股さん

 3人は㷔硝岩(えんしょういわ)千裕さん(17)、佐々木和香さん(17)、猪股あこさん(17)。

 コメの消費量減少や担い手不足といった農業の課題を解決する方法を探ろうと、5月に活動を本格化させた。まず取りかかったのが、らいすくりーむの開発。㷔硝岩さんが母親に作ってもらっていたおやつをアレンジして試作した。

 らいすくりーむは炊いたご飯や水、砂糖、塩をミキサーで混ぜてバニラエッセンスを加え、冷凍庫で約1時間凍らせればできあがり。バニラアイスを餅で包んだ人気商品に似た食感と風味で、子どもたちに好評だという。

炊いたご飯から作るスイーツ「らいすくりーむ」。コメの甘さともちもちした食感が特徴だ

 食や農業の大切さを楽しく伝えるため、岡山市内の公民館でらいすくりーむ作り講座を8月、3回開催した。小中高生らと一緒にらいすくりーむを作って味わい、日本人のコメ消費量の減少や農家の高齢化が進む現状をクイズで学んだ。

 3人は子どもたちからたくさんの質問を受けたといい、㷔硝岩さんは「野菜やコメをつくる農業の大切さが伝わったと思う」と話した。

 㷔硝岩さんは幼少期から祖父母の畑仕事を手伝うなど農業が身近にあり、自らの手で農産物を育てることの意義や魅力を肌で感じていたという。農業を取り巻く環境が深刻さを増す中、「おいしさプラスアルファの農業の価値や魅力を伝えたい」と同級生に声をかけて活動を開始。コメ農家や瀬戸南高(岡山市)を訪ねて農業やコメ作りについて理解を深めてきた。

 3人は、岡山市内の農園で月1回開かれる朝市でらいすくりーむを販売しながら意見を集めており、レシピを改良して商品化も目指す。らいすくりーむの活動の様子はインスタグラムのアカウント(ricecream_szn)で発信している。

岡山市内で開かれた朝市で「らいすくりーむ」を販売する操山高の3人=8月17日

(まいどなニュース/山陽新聞)