火星の空をヘリが舞う…今度は6機を同時派遣しチーム飛行!

Image: AeroVironment
人類の火星着陸を全力支援!
火星を初の探査ヘリとなる「インジェニュイティ」が飛行し、新たな惑星探査の1ページが開きました。2024年1月の着陸失敗まで、実に72回もテスト飛行に成功した歴史を受け、このほどAeroVironment(AV)は「Skyfall」という新ミッションの詳細を明かしました。
6機のヘリが一斉に送り込まれる
AeroVironmentが、NASAのジェット推進研究所(JPL)とともに、2028年のミッション実現を目指して取り組むSkyfall。2021年2月に火星に到着し、火星探査車の「パーサヴィアランス」とペアで観測ミッションを果たしたインジェニュイティからのフィードバックが、Skyfallに活かされています。

Skyfallの最大の特徴は、パラシュートカプセルに探査ヘリを6機も同時に搭載し、火星の周回軌道から送り込まれることにあります。無事に火星の地表面付近まで降下してきた時点で…

次々とパラシュートカプセルから探査ヘリが離脱し、ミッション遂行に向けて飛んでいきます。この流れだと、まずは火星に着陸しなければならない行程を省略し、火星の上空にとどまって、各ミッションをスタートできるメリットがあるんだとか。
6機のチーム飛行は圧巻
せっかく多数の探査ヘリを載せて送り込まれたのに、着陸地点が悪く、火星着陸に失敗してしまうと、ひどいケースでは一度もミッションが果たせないまま活動終了となる危険性があります。一方、Skyfallで目指されているのは、そもそも着陸前に最大限の支援を事前に提供すること。
6機のヘリコプターを駆使することにより、Skyfallでは、低コストで多くを成し遂げられる。観測エリアの大幅な拡大、収集データの大増量、科学的調査の向上などが期待できるだろう。これは人類が火星の地表面に降り立つ日が、さらに近づくことをも意味している。
AeroVironmentのSpace Ventures部門を統括するWilliam Pomerantz氏は、こんなふうに語りました。1機の探査ヘリのみでは成し得なかった、驚くべき火星探査力のパワーアップが実現するかもしれませんよね。6機のヘリコプターのチーム飛行に続き、最適な着陸地点へと導かれた宇宙飛行士が火星に降り立つ、そんなSFの世界のような快挙が、本当に見られる時代がやってくるやも~。
Source: AeroVironment