マクドナルド、ワンコインセット復活でアプリDL数急増 バーキンとの比較では客層異なる結果も
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モバイルアプリ分析企業Sensor Towerの調査によると、マクドナルドの公式アプリが直近数カ月、特に2025年3月と5月に大幅なダウンロード数の増加を記録したことがわかった。10年ぶりに復活した500円セットと人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボレーションが主な要因とみられる。
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Sensor Towerのデータによると、マクドナルドアプリは2025年3月12日と5月17日にそれぞれ日間25,000以上のダウンロード数を記録した。このうち3月12日の急増はサイドメニューとドリンクが付いたハンバーガーセットを500円で提供開始したことが背景にあるという。この500円セットは10年ぶりの復活で、ワンコインでハンバーガーを楽しめるセットメニューとして大きな支持を集めた。
続く5月17日の増加は、5月16日から開始されたハッピーセット「ちいかわ」第1弾の影響と分析される。このハッピーセットは開始前から大きな話題となり、第1弾は開始から3日で早期終了、5月23日から始まった第2弾も翌日には早期終了となった。
ハンバーガーチェーンの特長がアプリ動向にも反映されている
なお、直近1年での日本におけるハンバーガーチェーンアプリのダウンロード数では、マクドナルドが400万以上を記録してトップとなった。続くバーガーキングは300万ダウンロードで2位だった。月間アクティブユーザー数でも、マクドナルドはバーガーキングに5倍以上の差をつけて首位を維持しているという。
一方、ユーザー属性の分析では興味深い結果も。直近のデータでは、主要ハンバーガーチェーンアプリの平均年齢は32歳から38歳と大きな差はないものの、男女比ではバーガーキングアプリの特徴が際立った。他のハンバーガーチェーンアプリの男女比が男性5.5対女性4.5程度であるのに対し、バーガーキングは男性7対女性3となっているという。
1993年に日本に登場したバーガーキングは、ボリュームのある「ワッパー」シリーズが人気で、食べごたえのあるメニューを求める男性層からの支持が高いことが数字からも裏付けられた形だとしている。