40代・古民家5人暮らし、身軽に暮らすために「やめたこと」5つ。家事のこだわりを手放してラクに
暑くて疲れやすい季節、面倒な家事の負担は少しでも減らしたいもの。無意識の習慣や「こうすべき」と思い込んでいたこだわりを手放して、暮らしも心もラクになった事例をご紹介します。今回お話を伺ったのは、都会のマンションから島の古民家に移住して、家族5人で暮らすひでさん(45歳)。身軽に暮らすために「やめたこと」を5つ教えていただきました。
家事負担が増える夏休み期間中も、身軽に暮らすひでさん
【写真】夏休み中の定番の昼食
1:「手づくり料理」へのこだわりをやめた!体のラクさと機嫌を優先
「以前の私は、『いい母であるためには、料理は必ず手づくりしなくてはいけない』と思い込んで、手の込んだ料理ばかりつくっていました。でも体も疲れ、毎日の調理に疲弊するように。最初は楽しんでいた料理も、だんだん義務のように感じるようになり、気が重くなっていきました」(ひでさん、以下すべて)
そんなひでさんは、「手づくりが最強」という考え方を手放すと、心がスッと軽くなったそう。
「無理にがんばって料理をしてイライラしてしまうよりも、私がニコニコとご機嫌に過ごせる方法を探した方が、子どもや家族のためにもいいのでは、と考えたんです。
今は、家事が立て込んだときや、疲れているときは、手軽に調理できるレトルト食品や外食にも気軽に頼るようになりました。手づくりのときは、凝ったものよりも、なるべく時短で簡単においしくつくれるレシピを探します。そんな料理でも、子どもたちは案外うれしそうに食べてくれます。
よく使うのは、市販のミートソース。パスタにもドリアにも代用できて万能なので助かっています」
2:夏休み期間の昼食は「おにぎり+α」に固定!
学校が夏休みの間は、家族が家にいる時間が増え、家事負担が増えがち。とくに「子どもの昼食づくり」に悩む方は多いですよね。3人のお子さんをもつひでさんは、どのように乗りきっているのでしょうか。
「夏休み中の昼食は、『おにぎり+α』がわが家の定番。みそ汁やコンソメスープなどをつくることが多いです。おにぎりは、つくるのも簡単なのに、暑い季節でも食べやすいと子どもにも好評なんです。メニューを固定することで、献立考える手間も省けます」
3:食材は週1回まとめ買い!おっくうな外出が減り、節約にも
外出がおっくうな暑い夏でも、欠かせないのが「食材の買い出し」。暑くてつらい夏の買い出しをラクにするために、ひでさんはまとめ買いをしているそう。
「食材は基本的に週に1回、多くて2回だけ買いに行き、まとめ買いします。買い物に行く頻度が減ることで、お菓子や特売品などのついで買いが減るので、結果的にムダな買い物がなくなり、節約にも繋がります」
4:休日の掃除機をルーティンにしない!「できたらやる」スタイル
40代・古民家5人暮らし、身軽に暮らすために「やめたこと」5つ。家事のこだわりを手放してラクに
料理や買い物に加えて、掃除でもやめたことがあるそうです。
「平日は、家族が家を出て行った後、朝の涼しい時間帯にリビングに掃除機をかけるのが私の掃除ルーティン。以前は、休みの日も同じように掃除しようとしていたのですが、リビングには必ずだれかいるので思ったようには進まず、眉間にシワを寄せながら掃除することも。
でも、せっかくのお休みに家にいるのだから、家族もリビングでくつろぎたいはずですよね。そんななか、大きな音を立てて掃除機をかけるのも、悪いなとも思うんです。
だから、『休日も必ず掃除機をかけなきゃ』という思い込みを手放しました。休日や夏休みは、家族がいないタイミングを見計らって軽く掃除したり、いっそ『今日はやらない』と開き直って考えるように。掃除に完璧を求めなくなったことで、イライラから解放されました」
5:時間のかかる洗濯は1人でやらない!家族総出ならたった5分
家族5人で暮らすひでさん、量の多い洗濯は、家族みんなで分担してこなしているのだとか。
「わが家の洗濯は、夜に室内干しにして、翌朝取り込むスタイル。夜に洗濯物を干す際は、家族5人総出で一気に作業します。タオル担当、トップス担当、のように一人一人に担当を決めていて、私が洗濯機から取り出して渡すと、担当の人がどんどん干していく。
1人でやると15〜20分もかかっていた家族5人分の洗濯干しですが、この方法ならたった5分ほどで終わります! 面倒な家事も、みんなでやるとゲーム感覚で楽しくなりますね」
さらに夏休みの間には、乾いた洗濯物の片付けも分担するそう。
「子どもたちも朝時間に余裕があるお休み期間中は、翌朝の片付けもセルフスタイル。自分で物干しから自分の服を取って、自分のクローゼットに運んでもらいます。
このとき注意しているのは、作業するタイミングはその人に任せるということ。本当は、朝すぐ片付けてもらいたいところですが、『早くやって』と急かしたりはせず、『置いておくから、あとでやってね』と声をかけます。そうすると、手があいたタイミングで自然と動いてくれますね」
こだわりや思い込みを捨て、身軽に家事をこなすひでさんの工夫。ぜひ参考にしてみてください。