2歳の娘はこの先もずっとメガネ生活?弱視治療を続けても斜視は残ると告げられ…【作者に聞く】

福岡在住のチャチャモ シトロンさん(chachamo_citron)は、4歳になったばかりの一人娘・ゆずぴーの子育てに日々奮闘中。心優しいゆずぴーの天使っぷりや、1歳頃に診断された「弱視」に関するエピソードを漫画で描いて人気を集めている。

コミックエッセイ「メガネっ子ゆずぴーの日常」は、Instagramでアップされていた弱視のエピソードを加筆・修正して新しく描いていく。ある日、ゆずぴーの目に現れた小さな異変。そこから「弱視」と診断されてメガネでの矯正・治療が始まるが、それまでと変わらず元気いっぱいに日々を過ごすゆずぴーとチャチャモ家の日常をお届けする。

今回は、この先の治療などについて主治医から説明を受けるエピソードを紹介。

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昔よりメガネ人口が増えているとは言え、思春期になって嫌がる不安も…

最初に病院に訪れた際は、検査のために眠らされたゆずぴーだったが、久々の検査は起きたまま大人しく受けることができた。最初は嫌がっていたメガネもかけられるようになったり、弱視治療を通して作者がゆずぴーの成長を感じられた瞬間も多かったようだ。

「治療初期は『この先どうなるんだろう』と不安もありましたが、成長とともに親の言葉を理解し、病院でも空気を読んで落ち着いて過ごす姿が見られるようになりました。小児科で注射を受けた際も、泣かずにじっと我慢していて、『なんて辛抱強いんだろう』と感心したことを覚えています。日々の生活の中で、ゆずぴーの内面の成長にも気づかされました」

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子どもの弱視は早期治療で改善する可能性が高いと聞いていたものの、医師からは「メガネはずっと必要になる」と告げられる。父親の言う通りメガネ人口が増えているとは言え、作者自身は視力が良いこともあり、常にメガネが必要となる生活を想像できずに不安な面もあったようだ。

「メガネに対して否定的な気持ちはないのですが、生活面では『やっぱり裸眼の方が便利だろうな』と思うこともあります。たとえば、自然災害の際にメガネをなくしてしまったら?外遊び中に壊してしまったら…?など、日常の中でも“もしも”を考えてしまうことがあります。管理や買い替えの手間、費用などを思うと、やはり卒業できたら嬉しいなという気持ちは少しありました」

「メガネをかけ続ける生活は不便かもしれない」という心配に加え、そもそも思春期になったらゆずぴーがメガネを嫌がる可能性もある…。先のことを考えると不安は尽きないが、医師の言葉を聞いてコンタクトという選択肢を思い出し、前向きな気持ちになれる姿が描かれている。

「遠視が強いため斜視が残るかもしれないと聞いたときは、正直ショックでした。知り合いのお子さんは就学前にメガネを卒業できていたので、ゆずぴーもきっとそうなるんだろうと、どこかで期待していたのだと思います。でも『最近はおしゃれなメガネもたくさんあるし、コンタクトもある』と聞いた時、気が重くなっていた気持ちが少し軽くなりました。今は『今できる治療をしっかりやっていこう』という気持ちに切り替えています」

この先の不安はありつつも、様々な選択肢があると思い出すことができた今回のエピソード。チャチャモ家が「弱視」と向き合っていく様子をハートフルに描くチャチャモ シトロンさんの漫画を、今後もお楽しみに!