犬がセミを食べた!心配ない?理由と対処法を解説

夏に愛犬と散歩をしているとセミを見かける機会もあるかと思いますが、犬のなかはセミを追いかけたり、前足でチョイチョイと触ろうとしたり、セミや抜け殻をバリバリと食べてしまうコがいるようです。

『犬がセミに興味を持ったり食べてしまうのはなぜ? 』『愛犬がセミを食べちゃう場合はどうすればいいの? 』

こんな疑問に対して「犬がセミを食べる理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬がセミを食べる理由

犬がセミを食べた!心配ない?理由と対処法を解説

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――犬のなかにはセミを見つけると食べてしまうコもいるようです。そのコの性格などによって食べないコもいると思いますが、犬がセミを食べる理由としてどのようなことが考えられますか?

岡本先生:

「たとえば、そのコにとってセミの食感や味が好き、動きが面白くて遊び食べしている、セミを食べると飼い主さんが注目してくれると学習しているからなどの理由が考えられます」

犬がセミを食べても大丈夫なの?

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――そもそも、犬が生きているセミや落ちているセミ、セミの抜け殻を食べることは、犬の衛生面や体調面などで問題ないのでしょうか?

岡本先生:

「セミ自体に毒性はありませんが、不衛生な可能性があるのと犬が消化不良を起こす可能性もあることを考えると食べさせないほうが安心かと思います」

犬がセミを食べたときの対応

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――愛犬がセミを食べてしまったときはどうすればよいですか?

岡本先生:

「犬がセミを食べた場合、基本的には経過観察になるかと思いますが、消化器症状など体調に変化がないかをみていく必要があります」

犬のセミに対する反応や興味を持つ行動にどう対応すればいい?

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――犬がセミや抜け殻を食べる以外にも、追いかけたり、嬉しそうにセミやセミの抜け殻をくわえて飼い主のところに持ってくるコなどもいるようです。

『セミを追いかける』『セミや抜け殻を持ってくる』『セミを手でちょいちょいする』このような犬の行動や反応に対して、どのように対応すればよいですか?

岡本先生:

「犬がセミに興味を持っている場合は、リードを短く持って行動をコントロールするようにしてください。

このとき、飼い主さんが大きなリアクションをすると犬が構ってもらえると勘違いしてしまう可能性があるので注意が必要です」

セミに限らず、散歩中は愛犬が拾い食いをしないように、リードの長さに気をつけながら愛犬の様子をよく見て歩くようにしましょう。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)

取材・文/maki

※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです

※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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