【豆腐】食べ合わせで効果倍増!「暑い夏を乗り切る」おすすめの食べ合わせ3選|管理栄養士が解説

夏の疲れたからだには豆腐がおすすめ

by photoAC
暑さが厳しい夏は、冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎに加え、自律神経の乱れなどで胃腸が弱りがちです。そんなときにおすすめなのが「豆腐」です。豆腐は植物性タンパク質を豊富に含み、消化が良いため、胃腸に負担をかけずに栄養を補給できます。食欲が落ちやすい夏でも、なめらかな口当たりと喉ごしの良さで食べやすいのも魅力です。さらに、豆腐に含まれるタンパク質は、体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、体力維持に欠かせない栄養素をしっかり補ってくれます。また、水分を多く含むため、ひんやりとした食感で暑い日にも食べやすく、体感的にも涼しさを得られます。夏の疲労で弱りがちなからだに、無理なく栄養を補える食材です。
暑い夏にこそ食べたい!豆腐と相性のいい食材3選

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暑い夏には、栄養豊富でさっぱりと食べられる「豆腐」が活躍します。また、豆腐は栄養価の高い食材ですが、組み合わせ次第でよりバランスの取れた一品に仕上がるのも大きなメリットです。ここでは、夏におすすめの豆腐の組み合わせ食材を3つ紹介します。
①オクラ:胃腸をいたわり疲労回復をサポート
ネバネバ成分でおなじみのオクラには「ムチン」と呼ばれる成分が含まれているのが特徴です。夏に弱りがちな胃の粘膜を優しく保護してくれます。オクラに含まれる豊富な食物繊維は、腸内環境を整えるのにも役立つ成分です。また、豆腐には糖質をエネルギーに変えるのを助けるビタミンB1も含まれています。オクラと組み合わせることで、疲労回復効果が高まります。冷ややっこに刻んだオクラをトッピングし、栄養バランスの良い一品に仕上げましょう。胃腸に優しく、夏バテ予防にも適した組み合わせです。
②みょうが:香りで食欲アップ&消化促進
暑さで食欲が落ちやすい夏は、香味野菜のみょうがを取り入れると食べやすさがぐっと増します。みょうがに含まれる成分には消化を促進する効果があり、夏バテ予防にも効果的です。爽やかな香りとほどよい辛みが、豆腐の優しい味わいとよく合い、冷ややっこや味噌汁に加えることで風味が引き立ちます。
③卵:タンパク質の補給&筋力維持
必須アミノ酸を豊富に含む卵と組み合わせることで、タンパク質の栄養価がより高まります。豆腐と卵はどちらも消化が良く胃腸に優しいため、夏のからだに負担をかけずに、しっかり栄養補給が可能です。暑さで運動不足になりがちな夏にこそ、積極的に取り入れたい組み合わせです。温泉卵をのせた冷ややっこや豆腐と卵の中華スープがおすすめです。
夏のからだが喜ぶ、おいしくて栄養バランスの良い食べ合わせを楽しみましょう。
【参考文献】
独立行政法人 環境再生保全機構「筋肉量を増やすために必要な栄養素「分岐鎖アミノ酸(BCAA)」」
米子医療センター「夏野菜を食べよう!」
一般社団法人 日本養鶏協会「必須アミノ酸9種類」
ライター/管理栄養士 山田佳奈子
約8年間保育園で献立作成や給食づくり、栄養相談に携わる。アトピーや運動誘発性小麦アレルギーの発症、2年間のイギリス生活などでからだと食の関わりに関心をもつ。現在は、子育てをしながら執筆活動をメインに食と健康に関する情報を発信している。
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事業を行っている。また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢献活動を行っている。