【眠れないときは股関節をゆるめてみて】ベッドの上で 5分!ゴロゴロ股関節ほぐしストレッチ

股関節が硬いと眠くなりにくい!?

股関節まわりには、自律神経と関わりの深い筋肉である腸腰筋や内転筋などが集まっています。これらの筋肉がガチガチにこわばっていると、体が無意識に「緊張モード」に入り、リラックスしにくくなってしまいます。

寝る前に股関節をゆるめよう

寝る前に股関節をゆるめると、副交感神経が優位になり自然な眠気が起こりやすくなります。今回は、ベッドやマットの上で5分でできる、やさしいストレッチを3つご紹介します。ポイントは「股関節まわりの力を抜くこと」「呼吸を深めること」。この2つを意識して行ってください。

股関節と腰をゆるめるゆらゆら運動

1. 仰向けになり、両膝をそろえて両手で胸に軽く引き寄せる。

photo by Kentaro Yoshimoto

2. 両手で膝を抱えたまま、左右にゆっくりゴロンゴロンと揺れる。

photo by Kentaro Yoshimoto

3. 腰~股関節がじんわりとほぐれる感覚を味わう。

【ポイント】揺れのリズムは優しく、呼吸も自然にゆったり行いましょう。

股関節と内ももを開放する寝たまま合せきのポーズ

内転筋と骨盤まわりの緊張をゆるめて、自律神経を静かに整える運動です。

1. 仰向けになり、足裏を合わせてひし形をつくるように両膝を開く。

photo by Kentaro Yoshimoto

2. 骨盤周辺やお尻の外側、内ももの筋肉を手でほぐしていく。

3. 両膝を軽く上下に動かす。腰が反れないように30秒ほど動かしていく。

(膝の下にクッションやブランケットを敷くと、よりリラックスできます)

4. 動きを止め手を体側に添えて、そのまま30秒静かに呼吸を続ける。

5. 両手で膝を抱えて、ゴロンゴロン左右に揺れて腰をほぐす。

【ポイント】正しくポーズをとることより、「力を抜くこと」を意識して。膝が床につかなくても問題ありません。

骨盤まわりの緊張を解放する寝たままねじり

股関節と骨盤のバランスをととのえ、深い呼吸を促すやさしいツイストポーズです。

1. 仰向けで両膝を立てたら、膝を揃えて体ごと左右にゴロンゴロンと揺れる。

2. 動きを止めて、両膝を揃えてそのまま左側へパタンと倒す。

ねじり

3. 右腕を肩の高さで横に広げ、目線を右の指先に向ける。大きな深呼吸を3回繰り返す。

4. 息を吐く時に背中全体の力を緩め、開いている胸や腕がじわっと伸びるのを感じる。

5. 3回呼吸をしたら、膝を中心に戻し少し休む。

6. 反対側も同様に行う。

【ポイント】腰が浮くと緊張しやすくなるため、膝の下にクッションなどを置いてもOK。呼吸に合わせて体がゆるむ感覚を味わいましょう。

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吉本憲太郎

38歳でヨガに出会う。それまでは会社員として働き、頑張ることが当たり前と思いながらガムシャラに過ごしてきた。そんな中ある日突然、心と身体のバランスを取ることが出来なくなりヨガに出会った。ヨガで生きる“ときめき“を知った。自分を救ってくれたヨガを多くの方にお伝えしたい、と指導者への道に進む決意をし、現在に至る。「ヨガが特別な事ではなく、毎日の生活の一部となるように」そんな気持ちを込めて2022年2月に熊本県中心部にヨガスタジオ「..with THE CLEAR YOGA」をオープン。どなたでも安心して通っていただけるビギナークラスから、指導者養成(全米ヨガアライアンスRYT200講座)も開催している。・..with THE CLEAR YOGA 主宰・全米ヨガアライアンスE-RYT®︎500・Manduka Japan アンバサダー