メルセデスF1、成績急落で怒れるラッセルからの”大会議”のお呼び出し「これ以上ない天候だったのにペースがなかった」
メルセデスのジョージ・ラッセルはF1ベルギーGPを終えて、パフォーマンス低下の原因を分析するためにチームと「大きなミーティング」を行なう予定だと語った。
長い中断を経て、ウエットからドライへと移り変わるレース展開となった今年のF1ベルギーGP。ラッセルは序盤にウイリアムズのアレクサンダー・アルボンを抜いて5番手に浮上したが、先頭を走るマクラーレン勢はともかく、3位争いを繰り広げていたフェラーリのシャルル・ルクレールやレッドブルのマックス・フェルスタッペンとの差を縮めることができなかった。
ラッセルはカナダGPで今季初勝利を上げて以降、オーストリアGPで5位、イギリスGPで10位、そしてベルギーGPで5位と表彰台争いに加わることができていない。
ベルギーGPは「期待外れ」だったと評したラッセルは、メルセデスと話し合い、こうした状況を受けてパフォーマンス低下に繋がった要因を見極めたいと考えている。
「正直なところ、かなり期待外れだった」とラッセルはSky Sports F1に語った。
「僕らは涼しいコンディションを好む傾向があるからね。僕らにとっては、これ以上ない天候だったけど、ここ最近はただただペースがない。僕ら全員でじっくり話し合う必要がある」
「今週、デザイナーやエンジニアたちと大きなミーティングをする予定だ。ここ数週間、あるいは数ヵ月の間に下した判断を理解するため、なぜ後退してしまったのかを理解するためにね。(次戦)ハンガリーでは、少しでも改善されることを期待しているよ」
またラッセルはF1 TVに対して、5位という結果が「マシン本来のペース以上のモノかもしれない」と認めた。

George Russell, Mercedes
5位がベルギーGPでの最良な結果だったか? と尋ねられたラッセルは次のように語った。
「そうだね、もちろんだ。直近のレースでペースが落ちた理由を理解する必要がある。もちろん、これはチーム全員にとってのフラストレーションだ。5位という結果は、おそらくマシン本来のペース以上だから、少なくとも可能な限り最大限の結果を出せて良かったよ」
そしてラッセルは次のように語った。
「数ヵ月前に明確な方向転換を行なったが、その時点から後退してしまったと思う。ペースが上がらない本当の理由が何なのかを理解するには、数レースを要することもある。でも明らかに、シーズン序盤の状態に戻す必要があるようだ」
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