体幹を鍛えると「姿勢が良くなる&内臓の位置が整う」→わかりづらい体幹に"ちゃんと"効かせるポーズ

年齢を重ねると体幹が弱くなる

体幹には、腹筋や背筋、骨盤まわり、横隔膜、インナーマッスルなど、姿勢を保つための深層筋が多く含まれます。

人は年齢を重ねていくと、筋肉量は減少していきます。特に、インナーマッスルは意識して動かさないと衰えやすいため、インナーマッスルが弱くなると体幹も弱まっていきます。

体幹が衰えると体にも悪影響が表れる

体幹が弱まり姿勢が崩れると、猫背や反り腰、肩こり、腰痛の原因となります。また、姿勢が悪くなることで、内臓が下がってきて、ぽっこりお腹にもつながります。

セルフチェック!あなたの体幹はしっかりしている?

自分の体幹がしっかり整っているか、セルフチェックをしてみましょう!

ステップ1…両脚を揃え、まっすぐ立ちます。

ステップ2…片脚を床から上げ、ひざを90度に曲げます。

ステップ3…目を閉じて30秒〜1分キープします。

グラグラしたり、30秒以下しかキープができなかった人は、体幹が弱っている可能性大です。

イラストAC

体幹が強くなると心も整う

体幹を鍛えることで、体だけでなく心にもいい影響がもたらされます。

・姿勢が整い、若々しい印象になる…体の軸が安定することで、自然と姿勢がよくなり後ろ姿にも自信が持てるようになります。

・ぽっこりお腹が引き締まる…インナーマッスルが鍛えられることで、内臓が正しい位置に戻り、お腹まわりがすっきりしてきます。

・腰痛・肩こりの予防になる…姿勢が安定することで、特定の部位に負担がかかりにくくなり、体の不調の予防につながります。

・疲れにくい体に変わる…体幹が整うと、姿勢がよくなるので、疲れにくい体になります。

・呼吸が深まり、自律神経が整いやすくなる…横隔膜を使った深い呼吸がしやすくなり、副交感神経が優位になり、リラックス効果が得やすくなります。

呼吸も深まる「体幹を整えるヨガポーズ」

①両ひざ立ちになり、右脚を横に大きく開きます。左ひざと右かかとが一直線上になるように調整してください。

②右手の甲を右太ももの上にのせ、左腕をまっすぐ伸ばし左耳の横に沿わせます。

③一度息を吸い、息を吐きながら上半身を右真横に倒します。目線は左斜め上を見ます。

Photo by YUI

④左の体側を伸ばしながら30秒ほどキープをします。

⑤上半身を真ん中に戻し、左手も下ろします。

⑥体を左に倒し、左手のひらをゆっくりと床につきます。

⑦右腕をまっすぐ伸ばし右耳の横に沿わせます。手首に負担がかからないように、お腹と背中の筋肉に力を入れます。

Photo by YUI

⑧呼吸をしながら、30秒ほどキープをします。反対側も同じように行いましょう。

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上村ゆい

精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科ソーシャルワーカー・飲食店ホールスタッフ・美容部員・農業のお手伝いなど幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをしている。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。自身の身体の硬さを活かしたヨガレッスンは、50代以降の方に人気。