爆売れSUVマイチェン!進化したのは“顔”だけじゃない。新型カローラクロスどう変わった?

2025年5月、トヨタの人気SUV「カローラクロス」が一部改良となり、見た目も中身も大幅にアップデートされ、今まで以上に完成度の高い一台へと進化しました。

外観はシャープに、内装はさらに上質に。そして最新の安全装備が国内初搭載されるなど、注目ポイントが盛りだくさんな今回の一部改良。主な改良点からおすすめグレード、選んで損なしの装備まで詳しくご紹介します。

 

■クラウンエステートや新型RAV4 COREと同じドット柄の新フロントグリルに!!

今回の一部改良で、カローラクロスが大きく変わったのがフロントマスクです。クラウンエステートやRAV4 COREと共通性のあるボディ同色グリルに変更され、より洗練された印象となりました。さらに、左右のヘッドランプをつなぐ光るセンターランプも採用され、先進的な雰囲気を漂わせています。

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■クラウンエステートや新型RAV4 COREと同じドット柄の新フロントグリルに!!, ■ハイブリッド専用モデルに進化、GR SPORTも追加設定!!, ■国内初採用の「光る矢印」!? 驚きの先進安全装備も, ■注目グレードは「Z」と「GR SPORT」!!, ■価格アップ以上の価値アリ!改良新型のカローラクロス。フロントを中心とするエクステリア改良と、内装も一部変更が施されている

インテリアも、センターコンソールまわりにピアノブラック調加飾やLEDが加えられ、質感が向上。上級のZグレードには、夏に嬉しいシートベンチレーション(運転席・助手席)も標準装備されています。

 

■ハイブリッド専用モデルに進化、GR SPORTも追加設定!!

パワートレインは、従来型にはあったガソリンエンジン仕様が廃止され、全車1.8L直列4気筒エンジン+駆動用モーターのハイブリッドモデルに統一されました。カローラクロスは、もともと販売の約9割がハイブリッドであり、需要に合わせた設定にしたものと思われます。

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また、新グレード「GR SPORT」が新たに追加となりました。こちらはパワフルな2.0L直4エンジン+モーターのハイブリッドパワートレインを搭載し、標準モデルより出力・トルクともに向上。足回りの専用チューニングやボディ補強も加えられ、走りも求めるユーザーに突き刺さる内容となっています。

  

■国内初採用の「光る矢印」!? 驚きの先進安全装備も

そして、今回の一部改良の目玉となるのが、「シグナルロードプロジェクション」の国内初採用です。ウインカーに連動して地面に矢印マークを投影し、歩行者や周囲の車両に進行方向を可視化する装備で、見通しの悪い交差点などで安全性向上に貢献します。

この装備は、GR SPORTとZグレードに標準装備。今後ほかの車種にも波及していく可能性が高い注目の技術アイテムです。

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パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)も、GR SPORT、Z、Sグレードにメーカーオプションとして設定されました。あらかじめ地点登録しておけば自動的に画面が切り替わり、さらに音声操作でも起動できるため、利便性が大きく向上しています。

また、車速に応じてハイビームの明るさと照射範囲を自動調整するアダプティブハイビームシステムもGR SPORTとZグレードで選択可能に。これまで上級モデルの装備だったアダプティブハイビームが、カローラクロスに採用されたのは驚きです。

ほかにも、ドライブモードセレクトに雪道走行に強い「SNOW EXTRAモード」が追加されるなど、快適・安心装備が充実しています。

 

■注目グレードは「Z」と「GR SPORT」!!

車両本体価格はエントリーグレード「G」が税込276~301万円、中間の「S」が税込298~323万円、上級「Z」が343~368万円。そして新登場の「GR SPORT」が税込389万円(2025年8月4日発売)となっています。

このなかで、もっとも「買い」といえるのは、やはり「Z」グレードでしょう。シグナルロードプロジェクションや12.3インチ液晶メーター、シートベンチレーション、ドライブレコーダーなどの先進装備が揃い、新型カローラクロスの魅力をフルに味わえる内容です。

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さらに、GR SPORTは走りにこだわるユーザーに最適。19インチホイールや専用サスペンション、パドルシフトなどが加わり、スポーティさと上質感を兼ね備えた一台となっています。

 

■価格アップ以上の価値アリ!

もともと「ボディサイズ・性能・価格ともちょうどいいSUV」として定評のあったカローラクロスですが、今回の改良でさらに魅力を増しました。ガソリンモデル廃止により価格帯は上がったものの、それ以上に得られる価値は大きく、装備面・安全面ともに確実に進化しています。

今後もカローラクロスは、「間違いないSUV」として、幅広いユーザー層から支持され続けることになりそうです。

文:吉川賢一

写真:TOYOTA