桜花学園が劇的逆転V、藤枝明誠は安定の強さで頂点に [東海大会]
桜花学園が劇的逆転V、藤枝明誠は安定の強さで頂点に [東海大会]
劇的ブザービーターと王者の貫禄、東海の頂点が決定!
6月21、22日に三重県の四日市市総合体育館で開催された東海高等学校総合体育大会バスケットボール競技は、女子は桜花学園、男子は藤枝明誠が優勝を遂げた。
女子の決勝は桜花学園vs岐阜女の顔合わせ。桜花学園は準決勝で開催地の四日市メリノール学園に終盤に猛烈な追い上げを受け69-66と冷や汗の決勝進出となった。一方の岐阜女は決勝まで安定した戦いぶりで勝ち上がってきており、決勝戦も岐阜女が試合のほとんどを優位に進める展開のなか、桜花学園が何とか勝機を探っていく状況だった。
「うちの生命線はディフェンス」と白慶花コーチ。「前半は3Pシュートを9本も決められていましたが、後半シュートが落ち始めたので、リバウンド、ディフェンスを徹底して」と試合を振り返るように、28-44と16点のビハインドからの後半に、徐々に点差を詰めていく。4Qでついに岐阜女を捕えると、そこからは両者の勝利への執念を懸けた戦いが続く。残り2.3秒、岐阜女の#10坂口みなみが粘りのリバウンドシュートで2点リードを奪ったが、その後のラストプレーで桜花学園の#5山田桜来が放った3Pシュートがブザービーターとなり、桜花学園が劇的な勝利を遂げた。
「私たちは岐阜女さんに勝ててなかったので、チャレンジャーとしてこの試合に臨みました」とキャプテンの濱田ななの。その言葉を裏付けるように、桜花学園はゴールを決めるたびにベンチ、応援席も盛り上がりを見せていた。「選手たちが我慢して、最後まで諦めずにプレーしてくれた」(白コーチ)という桜花学園に、ライバル対決の勝利の女神がほほ笑んだ。
男子決勝は藤枝明誠が中部大第一の挑戦を退け、東海新人大会に続き優勝。敗れはしたものの中部大第一はエースの清水祥敬をケガで欠く中で決勝進出を果たしたのは一定の成果といっていいだろう。優勝を遂げた藤枝明誠は大会を通して安定した戦いぶりを見せており、来るインターハイでの優勝を目指し、チームコンディションを上げてきている。
大会最終順位(上位4チーム)
男子
1位:藤枝明誠
2位:中部大第一
3位:高山西
4位:富田
女子
1位:桜花学園
2位:岐阜女
3位:四日市メリノール学院
4位:浜松開誠館
全試合結果(男子)
決勝
藤枝明誠 83–47 中部大第一
3位決定戦
高山西 66–61 富田
準決勝
藤枝明誠 88–44 高山西
中部大第一 74–51 富田
準々決勝
高山西54–53 四日市メリノール学院
藤枝明誠 90–72 桜丘
中部大第一 80–57 美濃加茂
富田 87–69 津工
1回戦
高山西 61–50 静岡学園
桜丘 75–53 四日市工
美濃加茂 82–62 浜松開誠館
津工 70–52 岡崎城西
全試合結果(女子)
決勝
桜花学園 60–59 岐阜女
3位決定戦
四日市メリノール学院 70–58 浜松開誠館
準決勝
桜花学園 69–66 四日市メリノール学院
岐阜女 79–51 浜松開誠館
準々決勝
桜花学園96–31 岐阜商
四日市メリノール学院 73–54 名古屋経済大高蔵
岐阜女 72–51 浜松南
浜松開誠館 77–58 星城
1回戦
岐阜商 92–67 四日市四郷
名古屋経済大高蔵 61–55 東海大附静岡翔洋
浜松南 80–52 津商
星城 90–53 岐阜農林