捕まえた“獲物”を見せにくる猫は約半数→どんな理由から?獣医師に聞いた
愛猫が捕まえた獲物やおもちゃを見せにきたことはありませんか?
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「愛猫は捕まえた獲物を見せにきますか?」というアンケートを実施。今回はその調査結果とともに、猫が獲物を持ってくる理由をねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞いてみました。
愛猫は“獲物”を持ってきますか?
捕まえた“獲物”を見せにくる猫は約半数→どんな理由から?獣医師に聞いた
引用元:捕まえた獲物を見せる猫に関するアンケート
今回のアンケートの結果、半分近くの飼い主さんが「ある」と回答。そこで、「ある」と回答した飼い主さんに、愛猫がどんなものを持ってくるのかなど、具体的なエピソードを伺いました。
どんな“獲物”を見せにくる? 飼い主さんの反応は?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
・「家の中にコウモリが入ってきたとき、『捕ったどー』といわんばかりの顔で持ってきました」
・「朝起きると、ベッドの上がぬいぐるみだらけになっていることがあります」
・「虫です。小さなクモなど。とりあえず『ありがとねー』と伝えています」
・「おもちゃのネズミをよく捕まえて持ってきます。『すごーい』と言ってなでなでします」
・「小さなボールやぬいぐるみをくわえて持ってきてくれます。そういうときは遊びたい気分なので、投げる、くわえて持って来るの繰り返しになります」
・「おもちゃの小さいネズミ。『持ってきてくれたの〜見せにきてくれたの〜ありがとう』と伝えています」
・「ベランダにいたときに蝶々が飛んでいて、ヤバいと思ったときには捕まえて私に見せにきました。ベランダでセミを捕まえて、1階にいた母に見せに行ったこともありました。とりあえずお礼を言って、そのあと逃します」
・「よくクッションをくわえて持ってきますが、人用の掛け布団だったことも。ほめて!という様子で置くので、『えらいね!すごいね!』と頭をなでてあげると満足そうにしています」
獣医師が解説!どうして獲物を見せにくるの?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生お話を伺います。
――猫が飼い主さんに捕まえた獲物を見せる理由を教えてください。
岡本先生:
「獲物を見せびらかしているか、獲物の捕り方を教えようとしているのでしょう。飼い主さんのリアクションがおもしろいから、という可能性もあります」
――猫が獲物を持ってきたとき、どのように反応してあげるのがよいですか?
岡本先生:
「獲物が生き物の場合はなるべくリアクションせず、おやつやおもちゃで気を引いて、そっと片付けるのがよいかと思います」
飼い主さんの多くは、獲物を見せてくれた愛猫をほめてあげているようですね。虫などちょっと困るものを持ってきたときは、大きなリアクションはせず、あくまでも冷静に対処するとよさそうです。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柏田ゆき
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年7月時点の情報です。
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