【東京のパン屋】パンマニアが教える、笹塚エリアの絶対おいしいパン屋の巡り方

『ドゥ・イスト』の湯種パンの魅力, ショコラパンとクロワッサンが絶品の『ブーランジェリー・ボヌール』, メロンパンを買うならここに決まり。『スイーツハウス』, 毎日食べたい『オパン』のパンたち

食楽web

東京・笹塚駅の周辺といえば、京王線で新宿駅にも渋谷駅にもアクセスしやすい人気エリア。駅周辺には歴史のある商店街や、近年は新たな商業施設も建てられ、大手スーパーや飲食店もよりどりみどり……住むにも遊びに行くにも魅力的な街です。

そんな笹塚の街、実は美味しいパン屋さんが多い街でもあるのをご存知でしょうか?その情報を教えてくれたのは、食楽webにも縁の深いフードコーディネーターのKさん(女性・38歳)です。おいしいパンを求めて東奔西走、東京のベーカリーとパンを愛してやまないパンマニアでもあります。

――笹塚のパン屋さんを限定してオススメするなんて、ずいぶんマニアックな気がしますが。「いやいや、笹塚は実はパンの名店が多い街なんです。有名どころでいえば『スイーツハウス』のメロンパン、『ブーランジェリー・ボヌール』のクロワッサン、そして去年(2024年)オープンした『ドゥ・イスト』の湯種パン。さらに駅前の『オパン』の食事系パンなどなど、自分では“笹塚パン周遊コース”としていつもぐるぐる巡っています」

――パンのハシゴをするわけですね。「ハイ。まず駅から一番遠い『ドゥ・イスト』⇒駅に戻りながら『スイーツハウス』と『ブーランジェリー・ボヌール』⇒最後に駅前の『オパン』。そしてパンの紙袋を両手に持って、京王線で家に帰って食べまくる……最高ですよ(笑)」

というわけで、それぞれのお店のパンと魅力をより深く見ていきましょう(以下、Kさん談)。

『ドゥ・イスト』の湯種パンの魅力

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笹塚駅を降りたら、まず北口方面へ。最初は『ドゥ・イスト』へ。甲州街道を渡って10号通り商店街を抜け、「富士見丘高校裏」交差点を右折。さらに直進すると、右手にお店があります。駅から徒歩7分〜8分。お客さんの行列ですぐわかると思います。

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2024年5月にオープンしたばかりの『ドゥ・イスト』。対面販売式なので、一度に店内に入れるのは2組まで

『ドゥ・イスト』のパンは、北海道産の国産小麦などを使って湯種製法で仕上げた、しっとり&もっちもちの食感が最大の特徴です。私は食事パン系を中心に買います。

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「ドゥイスト」(320円)

代表的なパンは「ドゥイスト」(320円)などのカントリーブレッド類。見た目、ハード系ですが、食べると驚くほどしっとりもちもちしています。

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「サワードゥフルーツ・フルーツナッツ」(830円)

なかでも特にイチオシが「サワードゥフルーツ・フルーツナッツ」(830円)。ドライフルーツやナッツが入ったパンはよくありますが、ここのは格別。他のベーカリーとは一線を画す味わいです。

たっぷり入ったドライフルーツとナッツのザクザク食感、自然な甘さ。そしてその隙間の湯種生地のもちもちっとした食感が本当に素晴らしいです。ワインにも合うし、おやつにもなる。お土産にもいいと思います。ぜひぜひ試して欲しいです。

●SHOP INFO

dough-ist(ドゥイスト)

住:東京都渋谷区笹塚3-12-5 ホワイトハウス

TEL:03-4400-4182

営:10:00〜19:00(売り切れ次第終了)

休:月・火

ショコラパンとクロワッサンが絶品の『ブーランジェリー・ボヌール』

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『ドゥ・イスト』で食事系パンを購入した後は、駅に戻る途中の「10号通り商店街」にある『ブーランジェリー・ボヌール』に寄ります。

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『ブーランジェリー・ボヌール』笹塚店

私がここで購入するのはお店の人気No.1の「ショコラ」(320円)と人気No.2の「クロワッサン」(310円)。

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「ショコラ」320円

「ショコラ」は、もっちりやわらかなパン生地の中に粒々のチョコチップが大量に練り込んである一品。チョコクリームパンとは違って、パン生地のいたるところからチョコ本来のほろ苦さや柔らかな甘みを感じられます。

冷めた状態のパンは、かじるとチョコチップのザクザク。温めるとチョコがとろ~り。どちらも捨てがたいので、私は半分はそのままで食べ、半分は温めて食べます。

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ボヌールの「クロワッサン」(310円)

そしてもう1つの「クロワッサン」も絶品。パリで食べる本場のクロワッサンそのもの。食感はパリッ、サクサク、もっちもち。さらにフレッシュバターの風味が贅沢な味わい。フランス人シェフが監修しているだけあって、さすがです。ショコラもクロワッサンも“ご褒美パン”という形容がぴったりです。

●SHOP INFO

ブーランジェリー・ボヌール 笹塚店

住:東京都渋谷区笹塚2-10-7

TEL:03-6300-5567

営:11:00〜19:00

休:水・木

メロンパンを買うならここに決まり。『スイーツハウス』

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『スイーツハウス』のメロンパン300円

さらに駅に戻る途中、同じ「10号通り商店街」にある『スイーツハウス』へ。ここでは、有名な「メロンパン」(300円)を買います。

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笹塚で有名な洋菓子屋さん『スイーツハウス』

『スイーツハウス』はパン屋さんではなく洋菓子店なので、パンはこのメロンパンだけです。しかし、メディアでも多数紹介されていて超有名。ここのメロンパンは正直言って、私のこれまでの人生の中で食べたメロンパンで1番だと思っています。

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クッキー生地のサクサク感がたまりません

そのメロンパン、クッキー生地はサックサク、中のパン生地はフワフワ。食感も甘さもほどよく、とっても軽い。2個3個一気に食べたいくらいおいしいです。

●SHOP INFO

スイーツハウス

住:東京都渋谷区笹塚2-11-6

TEL:03-3373-6771

営:10:00〜22:00

休:無休

毎日食べたい『オパン』のパンたち

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さて、商店街の『スイーツハウス』に寄った後は笹塚駅に戻ります。そこから駅反対の南口から徒歩約3分の場所にある『オパン』に向かいましょう。ここは2016年創業の街のパン屋さんですが、今も行列が絶えることがありません。

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対面販売のみの小さなお店なので、1度に中に入れるのは2組まで

『オパン』のモットーは、“近所にあるいつものパン屋さん”。だから特別な日の高価なパンではなく、日々の暮らしの中で毎日食べられる、ホッとできるパンを大事にしているそう。昨今、パンは高価なものも多いですが、ここのパンは比較的リーズナブルなのも魅力です。

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ショーケースには食パンから、あんぱんやクリームパン、メロンパンなどおなじみのパンが並ぶ

『オパン』で毎回買うのは「バゲット」(300円)、「厚焼フォカッチャ」(240円)、「チーズフランス」(320円)などの食事系パン。オパンさんが標榜するとおり、毎日食べる何げない食事パンですが、どれも素材にこだわり手間暇をかけていることがしっかり伝わる美味しさです。実際、『オパン』のパンを買うと、その日の夕食や翌朝の朝食がものすごく楽しみになります。

そして、私が『オパン』でついつい買ってしまうのが、サンドイッチ系のパンです。

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サバサンド(450円)

サンドイッチはその時々で惹かれるものを選び、自宅に帰ってすぐに食べるんですが、まず期待を裏切られたことはありません。

直近で買ったのは「サバサンド」(450円)。焼き鯖にさっぱりと梅昆布や大葉、チーズを合わせていて、パンの美味しさもさることながら、この具材の組み合わせの妙に「あっぱれ!」と思いました。

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「オパンドッグ」350円[食楽web]

それと「オパンドッグ」(350円)もよく買います。太いソーセージがどーんと1本入っていて、そこに岩塩やハーブを合わせている。パンの美味しさも際立つおいしさです。

ぜひ、みなさんも笹塚に行って、買ってみてください。

●SHOP INFO

オパン

住:東京都渋谷区笹塚1-9-9

TEL:03-6407-8507

営:8:00〜19:00(売り切れ次第終了)

休:月・火

まとめ

というわけで、笹塚のパン屋さん巡り、いかがでしたか? 筆者も同じパンを買って食べてみましたが、全部おいしくてびっくり。買い占めたくなる気持ちがよくわかりました。パン好きの方、ぜひ笹塚パン巡りに出かけてみてださい。

(撮影・文◎土原亜子)

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