「アメリカに帰れ」バンス氏、過去に批判したイギリスを休暇で訪れるも…小さな町に響いた抗議の声
アメリカのJ・D・バンス副大統領は、休暇でイギリスを訪れた。
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家族を連れてイギリス・コッツウォルズ地方のチャールベリーという町を訪れたバンス氏。しかし、地元住民から“独特”の歓迎を受けることに……。
大勢の人々が「帰れ」と書いたプラカードを掲げ、抗議デモに参加するため、集まっていた。
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地元の公園では、デモ参加者による「恥を知れ」「帰れ」といった声が響いた。
普段は静かなイギリスの片田舎の小さな町には、物々しい空気が漂っていて……👇
バンス氏の顔がプリントされたトラックが市内を走ったり……
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仮装をした人や……
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風船が浮かび……
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さらにはこんなケーキまで。
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抗議デモ参加者は、イギリスのニュース番組「LBC」のインタビューに応じた。
デモ参加者の女性は、米副大統領の訪問に対して「偽善だ」と語った。
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「道路が封鎖されて、友人はたった20分の距離を移動するのにも列を待たされました。普段は警察なんてめったに見ないのに、バンや車があちこちを走り回っています」
「しかも彼(バンス氏)は、私たちの国をけなしておきながら、半年後には休暇に来る人です。まったく偽善だと思います。こんな片田舎で警察がここまで動員されるなんて異常です」
ある男性は、バンス氏の訪問に対して「政治的な意味がある」と語る。
@lbc/tiktok.com
「本来なら休暇を楽しんでいる人に抗議するつもりはありません。でも、今回は政治的な意味がある」
「実際に外務大臣とも週末を過ごしていて、ただの観光ではないんです。だから、政治的な行動に対して政治的に抗議するのは当然だと思います」
そして、ただただバンス氏を快く思ってない人も……。
@lbc/tiktok.com
「税金の使い道については特に文句はありません。僕がここに来た理由は単純で、あの人(バンス氏)が嫌いだからです。それをみんなに知ってほしかったんです」
普段は静かな町が一変したと、地元住民は声を揃えている。
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「3日間で15台以上の警察車両を見た」「渋滞で町から出られない」など、過剰な警備が住民生活に影響を及ぼしているようだ。
一方で、「普通の車で来ていれば誰も気づかなかったはずだ」と、騒ぎそのものが大げさすぎるという意見もみられた。
この記事は英語 から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦