24歳で亡くなった『ノア 約束の舟』元子役、妊娠中だった

 子役として映画『ノア 約束の舟』(2014)や『マンモス 世界最大のSNSを創った男』(2009)などに出演し、24歳で亡くなった女優のソフィー・ナワイデさんは、死亡時妊娠中だったことが明らかになった。

 妊娠の事実は、TMZ.comなどが入手した死亡証明書に記載されていた。警察によると、ソフィーさんは現地時間14日にバーモント州ベニントンの川岸で発見され、その場で死亡が確認された。当時、ソフィーさんと一緒に居た男性が警察に協力しているという。警察は犯罪の可能性を除外していないが、彼は容疑者や重要参考人ではない。警察は、意図しない薬物の過剰摂取の可能性もあるとして捜査を続けている。検視解剖の結果はまだ出ていない。

 『マーゴット・ウェディング』(2007)や『ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式”』(2010)などにも出演したソフィーさんの死は、家族がインターネット上に訃報を掲載したことで判明した。訃報の中では、ソフィーさんは優しすぎたゆえに他人に付け込まれることがあり、親しい人々に加えてセラピストや警察官など彼女を救おうとした人々は、診断や彼女自身の告白があったのにもかかわらずこのような結果になってしまったことに胸を痛めており、「彼女は繰り返し、『自分でなんとかできる』と言っていて、彼女の命を救ったかもしれない治療を拒否することになりました」とつづられている。

 訃報ではソフィーさんがトラウマを抱えていたことにも触れられているが、それは子役時代の経験とは何も関係がないとのこと。ソフィーさんの母は「映画のセットでは彼女はいつも安全でした」と悲しみを押し殺してTMZ.comに語り、ソフィーさんがドラッグを使用していたことを明かしていた。妊娠中だったことの判明で、若すぎる死にさらに悲劇的な要素が加わってしまった。(朝倉健人)