水上恒司、滝汗でイベント一時退場 吉岡里帆がフォロー

水上恒司、滝汗でイベント一時退場 吉岡里帆がフォロー
水上恒司が23日、都内で行われた映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)のジャパンプレミアに登壇。途中、汗が止まらない水上は一旦退場。吉岡里帆が滝汗の理由を説明し、フォローした。この日は竜星涼、柳俊太郎(※「柳」は木へんに夘)、梅澤美波、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、池田千尋監督も来場した。
本作は、『恋は雨上がりのように』などの眉月じゅんの累計発行部数150万部を突破し、アニメ化もされた人気漫画を実写映画化。香港・九龍を舞台に、思い出せない過去を持つ不動産屋の社員・鯨井令子(吉岡)と秘密を抱える先輩・工藤発(水上)が織り成す恋愛模様を描く。
吉岡は「大人気の漫画なので、原作のファンの方にも楽しんでいただけるように、できるだけビジュアルも似せていって、本の解釈も深掘りしていけたらいいなと思いました」と振り返る。水上は「工藤がいかにして自分の痛みや弱みを隠しているかが大事な前半部分なので、そこをいかにして作るかっていうのを大事にしましたね」と役づくりを紹介。また、「汗っかき」という水上はロケ地の台湾について「暑かったですね、ひたすら。毎日38度とか37度で。もう萎えましたね。でも、その暑さや匂いとか湿度が伝わってくるような映像になっているので、そこを楽しんでいただけたら」とアピールした。

そんな水上の額には汗が噴き出しており、池田監督が令子と工藤が働く不動産屋にクーラーがなく、サウナのようだったにもかかわらず、二人とも「暑い」などと言わなかったというエピソードを披露する中、「今、サウナみたいに熱いです」とハンカチで汗を拭う手が止まらない。思わず「助けてください」と訴える水上に、吉岡は「一瞬、風とかファ~ってやってもらう?」と退場を促した。
水上が「お話に集中するためにも一度出ます」と降壇すると、吉岡は「水上くんは体を鍛えてきてくださって。25歳(現在は26歳)で34歳を演じなきゃいけないので、『男らしく、しっかりついて来い! みたいなキャラクターを作るために体作ってきました』と言ってくれて」と明かし、「腕がたくましいんです。これはファンの人に伝えておきたいです。みなさんがメロメロになるのもわかります」と共感。竜星は水上の途中退場について「それだけの熱量がある作品だということで解釈してもらえれば」と理解を求めた。
その後、再登壇した水上は、たまに汗を拭きながらも楽しそうにトークを繰り広げた。最後に「人は基本的に孤独だと思っております。人間は孤独だからこそ他者を求めて、傷つけたり傷つけられたり、愛して愛されたりを繰り返していると思っています。そういったことが眉月先生の世界観から出てきた実写映画の中に存分に入っておりますので、この作品で孤独だと感じている人を少しでも包めたらなと思います」と呼びかけた。(錦怜那)