放置するだけで「まるでチーズ」なおやつが完成。間食のカロリーも抑えられた
栄養価が高く、少量でも満足感が得られるグリークヨーグルトは、間食を食べすぎてしまうのを防ぎたいときに役立つ。ただ、わが家ではスムージーや料理にプレーンヨーグルトを使うことも多く、別でグリークヨーグルトを買うのは少しもったいなく感じていた。
コーヒードリッパーで手軽に作れる

撮影:シラクマ
そこで取り入れたのが、家にあるコーヒードリッパーで手軽に作る方法だ。用意するのは、コーヒードリッパーとペーパーフィルター。フィルターをセットしてヨーグルトを入れたら、あとは冷蔵庫で放置するだけと手間いらずだ。

撮影:シラクマ
ところが、コーヒードリッパーにも様々な種類がある。どのタイプのコーヒードリッパーが、グリークヨーグルトを作る際の正解なのだろうか。今回は検証として、平底型・円錐型・台形型の3種類のドリッパーにプレーンヨーグルト100gを入れ、それぞれ1時間後と3時間後に、ヨーグルトから抜けたホエー(乳清)の量を計測してみた。
好みに合わせて固さを調整できる

撮影:シラクマ
1時間後に落ちていたホエーの量は、平底型で32.3g、円錐型で36.7g、台形型で33.7g。どれもまだ水分がほどよく残っており、スプーンですくうとトロッとした質感。サラダやカレーの付け合わせとしてそのまま添えたり、ハーブやスパイスを加えてディップにするなど、料理へのアレンジにもぴったりな状態だった。

撮影:シラクマ
3時間後のホエーの量は、平底型で52.6g、円錐型で53.1g、台形型で53.8gと、今度はどれもしっかりと水分が抜けていた。ヨーグルトはスプーンで持ち上げても形を保つほどのもったり感があり、満足感のある食べごたえに。ドリッパーの形状によってホエーの落ちる速さにわずかな差はあったものの、3時間後の水切り量には大きな違いは見られなかった。

何度か作って気づいたこととして、円錐型と台形型のペーパーフィルターにはつなぎ目があるため、その部分を開けばヨーグルトをきれいに取り出せるのが便利だった。またドリッパー本体の洗いやすさでは、平底型と円錐型に軍配が上がる。わが家では容量の大きい台形ドリッパーを愛用しているが、もし複数から選べるなら、取り出しやすさと手入れのしやすさのバランスで円錐型がおすすめだ。
間食の食べ過ぎが抑えられた

撮影:シラクマ
コーヒードリッパーを使えば、1回分の少量から手軽に試せるうえ、好みに合わせて水切り時間を調整できるのが魅力。食感の変化を楽しめるのも、自作するからこその楽しさだ。最近の我が家では、手作りグリークヨーグルトにチョコ味のプロテインを混ぜ、ナッツやバナナをトッピングするのが定番に。ほどよい甘さと豊富なたんぱく質で満足感があり、気付けば間食の量も自然と減っていた。