【40代、若見え・老け見えの分かれ道は背中】今すぐできる「広背筋」を鍛える2ステップエクササイズ

40代の若見え・老け見えは背中が分かれ道! 「広背筋」を鍛えるメリット

背中に余分な脂肪がついていると、シルエットがもったりと崩れて実年齢よりも上に見えてしまうことがあります。背中に脂肪がつく原因はさまざまですが、年齢を重ねることで運動量が落ちたり、猫背や前かがみの姿勢になるのは特に気をつけたいところです。なぜなら、筋肉が使われずに衰えると脂肪がつきやすくなるから。

そこで今回注目したのが、背中を広く覆う筋肉「広背筋」です。

広背筋は、背骨から骨盤、肩甲骨、肋骨、さらには上腕骨の前面にまでついている大きな筋肉。背中や肩甲骨、肩の動きに関わり、腕を背中側に引く、内側にひねる動作でよく使われます。

例えば、懸垂やロープクライミングのような腕を真っすぐに伸ばした状態から体を引きつけるエクササイズ、ボートをこぐ時の動きなどで鍛えられるというと筋肉の使い方をイメージしやすいでしょう。

ところが、なかには「広背筋を鍛えるとムキムキな逆三角形ボディになってしまうのでは…?」と懸念する人も少なくありません。確かにジムで重い機械を使うハードなトレーニングを続ければ筋肉が発達する可能性もありますが、自宅で簡単なエクササイズをおこなう程度であればむしろメリットのほうが多いと言えるでしょう。

広背筋を鍛えるメリット

●背中が引き締まる

●ウエストラインが引き締まり、女性らしいくびれができる

●大きな筋肉を鍛えることで、基礎代謝が上がる

●姿勢の改善、肩こりや腰痛の予防

ここからは、2ステップでできる広背筋のエクササイズをご紹介します。座っていても、立っていてもできるので、ちょっとしたすきま時間に試してみてくださいね。

簡単2ステップ! ひじを体側に引きつける「広背筋」のエクササイズ

<やり方>

Photo by Saori Takagi

1)あぐら(※)で座る。息を吸いながら両腕を頭上に伸ばし、手首をクロスする

※ 手でお尻のお肉をかき分け、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せて腰を伸ばす

Photo by Saori Takagi

2)息を吐きながら腕を下ろし、ひじを体側に引きつける。腕が体より前に出ないようにする <回数:10回×3セット>

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。