ホンダ、新型「プレリュード」9月5日発売 1グレード設定で価格617万9800円
2025年9月5日 発売
617万9800円
新型プレリュード(ボディカラー:フレームレッド)
本田技研工業は、新型「PRELUDE(プレリュード)」を9月5日に発売する。1グレード設定で価格は617万9800円。新車販売オンラインストア「Honda ON」初年度専用モデル「Honda ON Limited Edition」は648万100円。
新型プレリュードは大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と、非日常のときめきを感じられるクルマを目指し、「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトに設定。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV(イー・エイチ・イー・ブイ)」をさらに進化させ、「操る喜び」を継承しながら、環境性能や日常での使い勝手も追及した電動化時代の新しい「スペシャリティスポーツ」の先駆け・前奏曲(プレリュード)となるモデル。
新型プレリュード
ボディカラーはマイカベース層の体積収縮率を高めることで乱反射を抑制し、強い陰影感を実現することで膨張色である白色においても造形が際立ち、次世代の電動車を象徴するプレリュードにふさわしいカラーとして開発した新色「ムーンリットホワイト・パール」のほか、「メテオロイドグレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「フレーム・レッド」の全4色。
また、新車販売オンラインストア「Honda ON」専用ボディカラーとして、「ムーンリットホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)」を数量限定で発売するほか、Honda Carsにてレンタカー貸し出しも開始される。
ムーンリットホワイト・パール(新色)
メテオロイドグレー・メタリック
クリスタルブラック・パール
フレーム・レッド
新車販売オンラインストア「Honda ON」専用ボディカラームーンリットホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)
新型プレリュードの主な特徴
エクステリアデザイン
エクステリアデザインコンセプト
エクステリアはグライダーが滑空するような高揚感を生み出す、低くシャープなフロントノーズ、抑揚のあるなめらかなボディラインに加え、ダイナミックな走りを想起させる低くワイドなスタンスが特徴。ヘッドライトは羽ばたく勢いを表現し、外側に向かって駆け上がる細かいストライプを成形したマルチファンクションライトと、夜間の視野向上に貢献するアダプティブドライビングビーム、アクティブコーナリングライトを採用した。
また、ルーフレーザーブレース技術を採用し、ガラスプリントアンテナにより、スムーズでクリーンなルーフラインを実現。そのほかにもフラッシュアウターハンドル、上質さを表現するフロントグリルのブラッククロームメッキなど、細部のデザインまでこだわった。さらに、フロント・リアのバンパー下部のブルーアクセントにより、伸びやかさと低全高を印象付け、コンセプトである「アンリミテッド・グライド」を象徴した。
デザインスケッチ
インテリアデザイン
インテリアも滑空するような高揚を感じさせるデザインとし、運転席だけでなく助手席も快適な空間を両立。インテリアのメインカラーである「ブルーホワイト」は、軽快なホワイトと深いブルーのコーディネイトでプレリュードのコンセプトを表現。思わず触れたくなるような、柔らかな陰影のホワイト表皮や所有する喜びを高めるプレリュードのロゴの刺繍、乗降時のスムーズな足の出し入れを考慮したドアライニング形状など、きめ細やかな作り込みで特別感を演出した。
新型プレリュードのインテリア
前席
後席
また、運転席と助手席を作りわけ、運転席はスポーツ走行に適したホールド性を高めたシートとする一方、助手席はほどよく包まれるような快適さを提供。低く水平基調の視界、Dシェイプデザインのステアリングホイール、メタル製パドル、プレリュード専用のフルグラフィックメーターなど、走りへの期待感を高めるデザインに仕上げている。
インテリアデザインスケッチ
パッケージデザイン
新たな価値を持つ新時代のスペシャリティカーとして、「特別な」「多目的な・万能な」という、相反する要素を両立させるパッケージを表現。ワイド&ローでスムーズなボディによりスペシャリティスポーツらしいプロポーションを実現するために、全高に占めるタイヤ外径の割合を、スポーツカーのトレンドラインである約50%に設定。また、トレッドとホイールベースの比率を、これまでのホンダスポーツモデルを参考にしつつ、直進安定性と旋回性能がバランスできる比率に設定。
また、荷物の出し入れがしやすい開口部の広いテールゲート式の荷室には、スーツケース2個を乗せられ、さらに後席を倒すことで9.5型のゴルフバッグ2個、サーフボード2枚など、さまざまな荷物を積載可能としている。床面ボードの下には収納スペースを設けていて、コンビニフックや床面ボードを立てて仕切り板として使うことで、前後のスペースで荷物をわけられるなど、使い勝手の高い荷室にしている。
後席を倒せば9.5型のゴルフバッグ2個も積めるラゲッジスペース
後席は6:4の可倒式
後席を倒せば広いラゲッジスペースを確保できる
床面ボードを立てて仕切り板として使える
ダイナミクス
ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に、ホンダ車として初となる制御技術「Honda S+ Shift」を採用。モーター駆動でありながら仮想の8段変速で加減速時に緻密にエンジン回転数をコントロールし、あたかも変速機があるかのようなダイレクトな駆動レスポンスと、鋭い変速感を実現。
ホンダ車として初となる制御技術「Honda S+ Shift」を採用
さらに、エンジン回転数と同期した迫力のある音をスピーカーから付加することでエンジンサウンドの音質を高めるアクティブサウンドコントロールシステム、およびこれと協調し俊敏に反応するメーターなどにより、乗る人を刺激し、よりドライバーとクルマが「シンクロナイズ(一体化)」するような、爽快で意のままの走りを実現させた。
また、コンセプトであるグライダーを体現する制御として、ニュートラルギヤに入れたかのような減速度で走行する「コースティング制御」をホンダ車として初採用。D(ドライブ)状態から減速セレクターを「+」に操作することで、走行時、先の赤信号に向けて距離の長いアクセルオフをする場面など、再加速の必要性が少なくなり、ペダル踏み替えによる操作の負荷を軽減した。
さらに、ドライブモードは「スポーツ」「GT」「コンフォート」の3つを備え、それぞれに「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6種類の走りを楽しめるほか、パワートレーン、ステアリング、サスペンション、メーター、エンジンサウンド、アダプティブクルーズコントロールなど、6項目をカスタマイズして、自分だけのドライブモードで走りを楽しめる「インディビジュアル」モードも設定している。
6項目をカスタマイズして、自分だけのドライブモードで走りを楽しめる「インディビジュアル」モードもある
そのほかにも、応答性のよいハンドリングとスムーズな乗り心地を両立させるため、アルミ製フロントフードや、高張力鋼板を積極的に適用し、“剛”と“柔”をあわせ持つボディ骨格を実現。空力特性も、低速域から高速域まで一貫した旋回フィールを実現できるよう細部の形状にもこだわっている。
また、ピュアスポーツ性能を追求したシビックTYPE Rのシャシーをベースに、卓越したハンドリング性能を実現する「デュアルアクシス・ストラットサスペンション」、緻密にダンパー減衰力を制御する「アダプティブ・ダンパーシステム」、高剛性でVGR(可変ステアリングギヤレシオ)による取り回しのよさを備えた「高応答ステアリングシステム」、トルクステアを抑制しつつ操舵の安定性を高める「等剛性ドライブシャフト」、リニアなブレーキフィールと高い耐フェード性で安心感の高い「ブレンボ製大容量ブレーキ」、ノイズリデューシングホイール採用の高剛性「19インチ大径ホイール」など、プレリュード専用セッティングを施し、応答性のいいハンドリングとスムーズな乗り心地を実現。スペシャリティカーにふさわしいシャシーに仕上げている。
さらに旋回時の回頭性、挙動安定性を向上させるアジャイルハンドリングシステムは、ホンダ車初となるブレーキング時まで作動範囲を広げ、ターンインからコーナー脱出まで、シームレスなライントレースを可能とし、障害物などを緊急回避するような場面においても、挙動を安定させてくれる。
Honda SENSINGを標準装備
衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、トラフィックジャムアシスト、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、アダプティブドライビングビーム、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム、後退出庫サポート、急アクセル抑制機能など、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」は、プレリュード専用セッティングで、人の感覚に近い、自然な制御を実現した。
BOSEプレミアムサウンドシステム
8スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムを標準装備。各スピーカーのイコライザーを最適に調整することで、コンサート会場にいるような臨場感を再現。独自技術の「Dynamic Speed Compensation(ダイナミック・スピード・コンペセーション)」により、車速に応じて音量と音質を自動調整し、快適なリスニング体験を実現した。
Google搭載
スマートフォンで使い慣れた機能をクルマでも使えるGoogleを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレイを搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどにより、クルマの移動と日常がシームレスにつながり、よりパーソナライズされたドライブ体験を実現している。