白くまアイスはなぜウマいのか? 10品を全力で食べ比べ! プロも唸った「ボンタンアメ」メーカーの完成度

 スーパーでコンビニで、すっかりおなじみになった「白くま」アイス。とにかくクセになるおいしさなわけですが、万人の心を掴んで離さないのには理由があります。

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「白くまの食感の基本は、ベースの氷の滑らかさとソースで決まります。私はベースの氷は滑らかで、小さめのザクザク感があり、表面の練乳がリッチなタイプが好み。具に甘い小豆や、香りのいいパイナップルやいちご、酸味のあるみかんあたりがあれば、サイコーですね!」と料理研究家のさわけん氏。

 鹿児島のお店で考案されたとされる白くまは、かき氷に練乳をかけてフルーツや小豆、寒天などをトッピングしたものです。農林水産省の「うちの郷土料理」によると、昭和20年代に考案され、当時は普通のかき氷の倍以上の価格だったとか。

 昭和40年代にカップで製造され始め、現在では全国のスーパーやコンビニを中心に流通しています。乳脂肪の高い「ミルクアイス」系の白くまやバー形態の白くまなど種類も多く展開され、それぞれに違った味わいが楽しめます。

 暑い夏にぴったり、コスパ抜群の「奇跡の白くま」を探して、「食のプロ」が食べまくりました! 

 気になる白くま評価のポイントは、氷の食感(滑らか⇔ザクザクで5段階評価)、練乳感、フルーツのクオリティ、ソースのクオリティ、おいしさ、そしてコスパ。

 やはりかき氷タイプは価格に比例して、フルーツなどの充実度があがることがほとんどのようです。一方、現代人のニーズに応じて現れたと思われるバータイプは、アイスキャンディーのような味わいのものも。

 なんともバラエティに富んだ10品なのでした。