暑さに負けない!味の素が教える、長引く夏を楽しむ簡単レシピ
撮影・文 岡のぞみ
長引く暑さで食欲が落ちたり、キッチンに立つのも億劫になっていませんか?そんな“長引く夏”を、無理せずおいしく乗り切るために、味の素株式会社が「五季そうさまプロジェクト」をスタート。今回は、火を使わず、手間なく作れる“まだなつレシピ”を紹介します。
暑さに負けない!味の素が教える、長引く夏を楽しむ簡単レシピ
気象庁によると、今年6月の東京の真夏日は、観測史上過去最多の13回を記録。近年の気候変動により、9月から10月上旬にかけても真夏のような暑さが続くようになりました。味の素株式会社は、この“長引く夏”を新たな「五番目の季節=まだなつ」と名付け、「五季そうさまプロジェクト」をスタートしました。
料理意欲や食欲低下とそれに伴う栄養不足などの心身の不調を感じることを「まだなつ症」と呼び、そうした症状に悩む人も多いと言います。
『何もしたくない日のまだなつレシピ』が登場
今回のプロジェクトで発表された、料理に関する調査結果によると、特に多かった悩みは「火を使いたくない」「買い物が大変」「簡単に済ませたい」という声だったそう。こうした生活者のリアルな声に応えるため、暑さで食欲が落ちがちな季節を快適に過ごすためのヒントとして、料理研究家・東山広樹さん監修によるレシピ本『何もしたくない日のまだなつレシピ』も発売されました。この一冊には、極力火を使わず、買い物も最小限で済む、簡単でひんやりとした48品のレシピが掲載されています。
特に注目なのは「ほんだし®」を使った“野菜×出汁”の組み合わせ。切った野菜と「ほんだし」をあえるだけで、野菜の水分とだしが混ざり、しょうゆを少し加えるだけで絶品のタレに早変わり。だしがしっかりと染み込むので、野菜そのものの美味しさと食感を存分に楽しめます。
簡単で涼やか、3つの“まだなつレシピ”
黄ゆずの秋兆し素麺
材料(2人分)
-
そうめん:2束
-
黄柚子:1/2玉
-
豚肉しゃぶしゃぶ用薄切り肉:100g
-
「ほんだし®」:小さじ1/2
<だし>
-
水:150g
-
酢:小さじ1
-
「ほんだし®」:大さじ1
-
醤油:小さじ1/2
-
氷:50g
作り方
-
鍋でお湯を沸かす。
-
<だし>の材料をすべて混ぜ、冷蔵庫に入れて冷やす。
-
柚子を搾り、皮の黄色い部分を千切りにする。
-
お湯が沸騰したら火を止め、豚肉を1枚ずつ茹でて冷水で冷まし、「ほんだし®」と和える。
-
そうめんを茹で、流水でぬめりをとり氷水で締める。
-
器にそうめんを盛り、だしをかけ、豚肉を乗せる。柚子皮を散らして完成。
夏越え秋鮭ガパオ
材料(2人分)
-
ごはん:250g
-
卵:1玉
-
サラダ油:大さじ2
-
秋鮭:1切れ
-
ししとう:8本
-
玉ねぎ:1/4個
-
にんにく:2かけ
-
紫蘇:5枚
<合わせタレ>
-
オイスターソース:15g
-
「ほんだし®」:小さじ2
-
水:大さじ1
-
砂糖:小さじ1/2
作り方
-
秋鮭の骨を取り除く。
-
<合わせタレ>を電子レンジ500Wで30秒加熱。
-
ししとうは1cm幅に、玉ねぎは1cm角に、にんにくは粗みじん、紫蘇は細切りにする。
-
フライパンでサラダ油を熱し、卵を割り入れて目玉焼きを作り取り出す。
-
同じフライパンで秋鮭を皮目から弱火で焼き、皮がカリッとしたら身を焼く。
-
秋鮭がほぐれるようになったら、にんにくと玉ねぎを加え、鮭をほぐしながら炒める。
-
<合わせタレ>を加え、ししとうと紫蘇を入れてさっと炒め、ごはんに盛り、目玉焼きを乗せる。
まだトマトの冷や汁
材料(2人分)
-
トマト:100g
-
「ほんだし®」:小さじ1/2
-
水:200g
-
氷:50g
-
白味噌:20g
-
すりごま:大さじ1
-
豆腐:1/3丁
-
紫蘇:1〜2枚
作り方
-
トマトを一口大にカットする。
-
トマトと「ほんだし®」を和えて10分以上冷蔵庫で置く。
-
水、氷、白味噌を加え、白味噌をよく溶かす。
-
すりごまを入れ、豆腐を手で崩しながら加える。
-
紫蘇を千切りにして散らす。
暑さに負けないためには、無理せず、手間をかけすぎない工夫が大切。「五季そうさまプロジェクト」が提案する“まだなつレシピ”は、そんな日々を心地よく過ごすための強い味方になってくれるはずです。
【レシピ写真:中田浩資/書籍『何もしたくない日の まだなつレシピ』(大和書房)より】