「ホテルニューオータニ長岡」が作った新潟のご当地カレー「五十六カレー」がおいしすぎて、生まれて初めての経験をした
「ホテルニューオータニ長岡」が作った新潟のご当地カレー「五十六カレー」がおいしすぎて、生まれて初めての経験をした
新潟には「バスセンターのカレー」をはじめ、ご当地カレーがいくつか存在している。「五十六(いそろく)カレー」と呼ばれるカレーもそのうちの1つだ。
このカレーの名前は知っていたけれど……そういえばちゃんと食べてみたことがないな。
ということで、先日実際に五十六カレーを食べてみたら……生まれて初めての経験をすることになった。
栄養成分表示はこんな感じ
・ホテルニューオータニ監修
こちらが件の「五十六カレー」。
今回は新潟県のローカルスーパー「原信」で販売されていたものを購入。価格は税抜き598円だった。
名前の由来は、新潟県長岡市出身の人物「山本五十六」。昭和16年の真珠湾攻撃の指揮官だったそうだ。
山本五十六には、「航空隊の指揮官だった頃、青年将校と呼ばれる階級の人たちにカレーを食べさせた」という逸話があるそう。
この旧海軍で愛されたカレーの味をベースに「ホテルニューオータニ長岡」のシェフがアレンジを加え、商品化したものが五十六カレーだそうだ。
ホテルニューオータニ長岡には何度か食事をしに行ったことがあるけど、どの料理も高級感を漂わせていてとってもおいしかったな。
そんなホテルニューオータニ長岡が作ったカレーなんて、絶対おいしいに決まってる……! さっそく開封して味わってみよう。
レトルトパウチのカレーを湯せんまたはレンジで温め、お米と一緒に盛り付ける。
完成したカレーがこちら!
あ、これ間違いなくいいカレーだ……!
ルウがハヤシライスみたいにさらさらしている。カレールウを使って作ったカレーとは明らかに違う質感だ。
顔を近づけてみると、スパイスのいい香りも漂ってきて食欲が刺激される。冷めないうちに急いで食べてみると……
辛~~~~~~!!!!!
一瞬で口の中が熱くなる。ルウのオシャレな見た目にすっかり油断していたが、がっつり辛口だった。
そういえばさっき見た五十六カレーの説明文によると、「山本五十六が振る舞ったのは辛口のカレー」って書いてあったもんな……
ちなみに筆者は中辛が限界レベルのお子様舌。一瞬「これを食べ続けるのはキツいかも」と思ったのだが……
強い辛さの後に、どことなくフルーティーさを感じさせる甘くてコクのある味がやってくる。
この深みのある味がなんだかクセになってしまって結局パクパク食べ進めてしまった。
こんなにたくさん辛口のカレーを食べられたのは生まれて初めてだ。五十六カレー、恐るべし……!
原材料名を見てみたところ、このカレーには炒めたたまねぎやトマトペースト、バターなどが使われているそうだ。コクの正体はこれか────!!
ちなみに、ルウの中にごろごろと沈んでいるこの塊は舞茸だ。
なかなか知られていないように思うけれど、新潟県は舞茸の生産量が日本一。
そんな新潟の誇る舞茸が、惜しむことなくルウの中に入れられている。カレーのどこをすくっても舞茸が出てくるように感じるレベルだ。
今まで舞茸の入ったカレーを食べたことがなかったのだが、シャキシャキとした食感と舞茸のいい香りが加わっていておいしかった。
・実は新潟要素強め
ということで「五十六カレー」は、安心と安全のホテルニューオータニクオリティのカレーだった。
今回は「原信」で購入したけれど、新潟のお土産屋さんにも並んでいることがあるので、新潟を訪れた記念として購入するのもアリだと思う。
一見しただけでは気づかないかもしれないけれど、実は生まれた理由にも具材にも新潟に関する要素が詰め込まれているこちらのカレー。
皆さんも是非1度味わってみてはいかがだろうか。
参考リンク:ホテルニューオータニ長岡
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.