【脳汁】滅多に見かけない日清の冷食「パパパック」を食べてみた感想
こないだ、ちょっと足を延ばして大きめのスーパーに行ったところ、冷凍食品コーナーで脳汁が出た。なにしろ、日常生活であまり見かけない商品が売られていたのだ。テンションが上がって当然だろう。
その商品とは日清の「パパパック」。調べたところ、どうやら2024年9月に新しく発売されたやつらしい。ちょうど1年前くらいか……いろんなスーパーをパトロールしまくっているのに初めて見たぞ!
【画像】原材料などはこんな感じ
日清のHPによると、パパパックは時短調理できるだけでなく外装パックがそのまま器になるという。こういった食事が楽に完結するタイプは増えてきているように感じるが、それより何より気になるのはお味であろう。
ちなみに「ビビンバ」「焼豚炒飯」「喫茶店のチキンライス」「チキンライス」の4種類が売られていて、いずれも214円だった。それではさっそく食べてみよう!
まずはビビンバから。レンチンしてそのままビリビリと破るだけでもう食べられる。
ミシン目があるからだろうか、ハサミ不要でキレイに切り取れたのにちょっと感動しつつ食べてみると……うむ、まぁ「イメージしがちな冷食」と言っていいだろう。
ややネットリめで辛さも許容範囲内。過度なことは決してせず、大多数が美味しいと思うゾーンに落とし込んでいた印象である。
あとはそうだなぁ……内容量200gというのをどう捉えるか。一食分として考えるとやや物足りないものの、冷凍庫にストックしておけばどこかで役立つタイプではあるだろう。
お次は焼豚炒飯。冷食の定番でもあるから仕上がってそうではあるが……
こちらも過度なことはせず、想定内といえば想定内。しっとり、それからアッサリとしていて食べやすく朝〜晩どこで食べてもよさそうだ。
ハチャメチャに美味しいってことはないが、値段と冷食だというのを思えば及第点だ。ごくまれにネギの食感があるのが個人的によかった。
ここまで「もっと置かれていてもおかしくない」と思う内容だが、チキンライスはどうだ。喫茶店とノーマルに分けているあたり何がどう違うのかも気になる。
先に喫茶店から食べたら、バターの香りが漂ってきてしっとり系。口の中でトマトの甘み、それからケチャップの酸味が広がっていくと大人の味がするのが「喫茶店」を連想させる。
まさしく言い得て妙。単品でもよかったが、これはオムライスにしても美味しそうだ。
最後はノーマルのチキンライス。喫茶店と比べたらクセがなくて食べやすく、こちらは幅広い年齢層に好まれそう。
ちなみにグリンピースはどちらのチキンライスにも入っているが、コーンはこっちだけ。ビビンバと炒飯に比べると2品あるとあって、気合を感じられたような気がする。ただ……!
同じ系統の冷食だとマルハニチロのワイルディッシュが結構置かれている印象だ。種類も多いし美味しさも確かだけに、どう戦うかが重要になってくるだろう。
購入した店舗は違うし内容量も異なるからなんとも言えないところではあるが、今のところ戦えているのは値段。ワイルディッシュは290円だったから同時に置かれていると、パパパックを選ぶ人もいるに違いない。
いずれにしてもメーカーが争ってくれるのは消費者にとっていいこと。冷食は成長し続けているジャンルだけにガンガンやりあってほしいものだ。
参考リンク:日清
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.