待ってましたぁぁ!! 新型マツダ CX-5がついに初公開!! 開発者が語る進化のポイント
日常に感動を!! 新型マツダ CX-5がヨーロッパで初公開!!
マツダの主軸をなすミッドサイズSUV、CX-5のフルモデルチェンジが欧州で発表された。3代目はよりエモーショナルで、よりデイリーコンフォート。その進化をじっくりと検証していこう!!
※本稿は2025年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:マツダ ほか
初出:『ベストカー』2025年8月26日号
【画像ギャラリー】ヨーロッパで先行公開!! さらに魅力的になった新型マツダ CX-5は2026年日本登場!!(22枚)
マツダの主力モデルついに新型発表!
2025年7月、ヨーロッパで先行公開された新型マツダ CX-5
●新型マツダ CX-5のポイント
・全長が現行型に対し115mm伸びて4690mmに。それでもCX-60より50mm短い
・魂動デザインをさらに進化させ、伸びやかでエモーショナルなプロポーションを実現
・ディーゼルターボを廃止し、直4、2.5Lガソリンエンジンのみとした
「ラージアーキテクチャ」と呼ばれる新開発FRプラットフォームを採用したCX-60が登場した時、さて、CX-5はどうなるのだろうか? と思ったものだ。
全長4600mm前後のアッパーミッドサイズSUVというカテゴライズでは、CX-5とCX-60の位置づけが微妙にオーバーラップする。FFプラットフォームを採用するSUVはCX-30や海外向けのCX-50までのサイズをカバーし、CX-5のサイズはラージアーキテクチャシリーズに収斂するとも思われた。
しかし、マツダはCX-5のポジションを重視している。2012年2月の初代デビュー以来、100を超える国や地域で販売され、今や累計450万台にも達するマツダの主力モデルだ。
CX-60よりひと回りコンパクトで、価格帯も30万円前後安いゾーンでギリギリ300万円を切るグレードを設定する。CX-5の存在価値はもの凄く大きいのだ。
CX-5の他の記事を見る
3代目は正常進化でさらなる魅力を追求
ボディサイズは現行型から若干アップしているが、CX-60よりはまだひと回り小さい。力強いカタマリ感のプロポーションだ
3代目となる新型CX-5が、2025年7月10日にワールドプレミアされた。魂動デザインを継承しながらも、さらにエモーショナルなダイナミックさを表現しつつ、室内の居住性や使い勝手を引き上げた。
車体サイズは全長4690mm(+115mm)、全幅1860mm(+15mm)、全高1695mm(+5mm)で、カッコ内の数値で示したように現行型(2代目CX-5)に対しひと回り大きくなったが、CX-60の4740×1890×1685mmと比べると全高以外は小さく、特に全長は4700mmを切るのがポイントだ。
いわゆるミッドサイズのFFプラットフォームで、サスペンションはフロント=ストラット、リア=マルチリンクで現行型同様。ホイールベースは現時点では明らかにされていない。
「新型CX-5のデザインは正常進化。シルエットを相似形に拡大させたプロポーションとすることで、CX-5らしいスポーティさを表現しながら、機能性を両立。“スタイリッシュだけど使える”デザインとした」と、チーフデザイナーの椿貴紀氏は説明する。
現行型よりもエンジンフードが伸びやかに見えるデザインで、FFプラットフォームにしてはロングノーズ&キャビンバックに見えるプロポーションだが、CX-60ほどのボリューム感はなく、軽快な印象だ。
後席居住性と荷室の使い勝手を徹底的に引き上げた
走る歓びとリラックスを両立する室内
開発を取りまとめた山口浩一郎主査のコメントで印象的だったのが、「乗員全員に快適な空間を提供する」というパッケージングの狙い。特に後席の居住性と乗降性を含めた使い勝手には注力したという。
全長が115mm延長されたことで後席足元空間や荷室奥行き空間が拡大した。後席ドアの開口部を拡大することで乗降性が格段によくなったという。また、後部荷室開口部も拡大したという。まさに開発コンセプトに掲げる「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」の具現化だ。
気になるパワーユニットだが、ディーゼルターボは廃止され、直4、2.5Lガソリンエンジンのみとなる。日本向けや欧州向けではマイルドハイブリッドとなるが、その他地域向けにはマイルドハイブリッドなしが搭載されることになる。いずれも6速ATとの組み合わせだ。
まずは2025年中に欧州で発売を開始し、日本での販売開始は2026年と明らかにされている。価格はボトムグレードが300万円を切るか?
後席の居住性&荷室の使い勝手向上
後席開口部を後方まで拡大。足元のスカッフプレート平面部を拡幅し乗降性を向上させた
115mm延長された全長により、特に後席居住性が大幅に拡大した点が新型CX-5の大きなポイント。リアドア開口部はより後方に拡大された。
また、サイドシルをカバーするスカッフプレートの平面部が拡幅され、乗降時の利便性が向上。
ディーゼルターボは廃止……SKYACTIV-ZはHEVとの組み合わせで2027年登場
新型ではディーゼルターボは廃止され、直4、2.5Lガソリンのみ。日本や欧州向けはマイルドハイブリッドを採用。注目のSKYACTIV-ZはHEVとの組み合わせで2027年搭載予定。
投稿 待ってましたぁぁ!! 新型マツダ CX-5がついに初公開!! 開発者が語る進化のポイント は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。