悪役が最後に勝利する映画

映画界では、ヒーローと悪役の対立が人気のあるテーマとなっているが、主人公が必ずしも最後に勝利するわけではない。実際には、敵役が勝利する映画も少なくない。クリックして、悪役が最後に勝利する映画を見よう。しかし、このギャラリーがネタバレを含むことに注意！

『リプリー(原題：The Talented Mr. Ripley)』(1999年)

マット・デイモンが演じるトム・リプリーは、ディッキー・グリーンリーフ(ジュード・ロウ)を殺した後、その人生を引き継ぐ。確かに、有能なサイコパスだ。

『ファイト・クラブ(原題：Fight Club)』 (1999年)

エドワード・ノートン演じるナレーターは、最後に自分の分身であるタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット演)を殺してしまう。それによって、彼は「悪いやつ」を殺したことになるが、実際には彼自身が悪いやつなのだ。デヴィッド・フィンチャー監督は、本当に素晴らしいね！

『スター・ウォーズ エピソード3/ シスの復讐(原題: Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith)』 (2005年)

アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに取り込まれた時、フォースを応援する人々はみな信じられなかった。彼がダース・ベイダーになることを既に知っていた人々を除いては、その事実は信じがたいものだった。

『オーメン(原題：(The Omen)』 (1976年)

このホラーの名作は、サタンと邪悪に別種の勝利をもたらした。反キリストを育てると、そうなるのは当然だね。

『ユージュアル・サスペクツ(原題：The Usual Suspects)』 (1995年)

悪者はトルコの犯罪者キーセル・ゼーゼだと思う？それは違う。実はロジャー・”ヴァーバル”・キント(ケヴィン・スペイシー演)なのだが、それが映画の最後までわからない。ヴァーバル・キントは、観客も含め、全員を騙すことに成功する。

『氷の微笑(原題：Basic Instinct)』(1992年)

シャロン・ストーンは、殺人を犯して逃げおおせる、ファム・ファタールの作家キャサリン・トラメルを演じる。結局、ニック・カラン刑事(マイケル・ダグラス演)は、捜査を完全に解決することも、彼女を裁くこともできない。

『ライフ・イズ・ビューティフル(英題：Life Is Beautiful)』(1997年)

グイド・オレフィーチェ(ロベルト・ベニーニ演)は、イタリア・ユダヤ人の書店主であり、彼が息子と妻とともに強制収容所に送られる。彼は自分の想像力とユーモアを駆使して息子に楽しい経験をさせようとするが、結局グイドはナチスに殺されてしまう。

『チャイナタウン(原題: Chinatown)』 (1974年)

ロマン・ポランスキーの有名なネオ・ノワール映画(映画のジャンル)では、悪役のノア・クロス(ジョン・ヒューストン演)が勝利する。私立探偵ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン演)は、モーレイ夫人(フェイ・ダナウェイ演)を守れず、彼女は最後に死んでしまう。

『セブン(原題：Seven)』 (1995年)

ケヴィン・スペイシーは連続殺人犯ジョン・ドウを演じる。彼は最後に死ぬのだが、自分の「七つの大罪」の一つを犯した後だった。デヴィッド・ミルズ刑事(ブラッド・ピット演)がドウの頭を撃ち、彼は7番目の「憤怒(WRATH)」の犠牲者となる。ジョンの計画は実現し、その結果は狂気じみているね！

『ゴーン・ガール(原題：Gone Girl)』 (2014年)

デヴィッド・フィンチャーのこの映画では、エイミー(ロザムンド・パイク演)が行方不明になり(彼女は復讐計画の一環として死亡を偽装した)、夫のニック(ベン・アフレック演)が彼女を探し、危うく殺人容疑で刑務所行きになるところだった。エイミーは文字通り殺人罪から逃れるだけでなく、赤ん坊と夫も手に入れる。それは私たちの考えでは勝利だ。

『ワルキューレ(原題: Valkyrie）』(2008年)

トム・クルーズは、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を演じる。この映画は、アドルフ・ヒトラー暗殺未遂事件を描いた。そう、暗殺未遂事件なので、ヒトラーは最終的に生き残ったのだ。

『ノーカントリー(原題: No Country for Old Men)』 (2007年)

このコーエン兄弟の映画は、人々は時に悪事を働いても該当の罰を受けずに逃げることがあるということを教えてくれる。サイコパスの殺人鬼アントン・シガー(ハビエル・バルデム演)はその好例だ。

『カッコーの巣の上で(原題: One Flew Over the Cuckoo's Nest)』(1975年)

ジャック・ニコルソンが演じるランドール・マクマーフィーは、刑務所での厳しい服役を避けるために狂気を装い、横暴な看護師ラチェッド(ルイーズ・フレッチャー演)が支配する精神病院に送られる。反抗しようとしたマクマーフィーは最終的に命を落と、看護師ラチェッドは鉄の拳で施設を支配し続ける。

『メメント(原題: Memento)』(2000年)

ガイ・ピアースが演じるレナード・シェルビーは、記憶を短時間で失ってしまう症状の持ち主であり、タトゥーとポラロイド写真を使って出来事を記録している。彼が実際に罪の痕跡を完全に消すことができた殺人者である、ことが明らかになるまで、彼は非常に共感できる存在だった。

『ローズマリーの赤ちゃん(原題：Rosemary's Baby)』 (1968年)

悪が勝利する別の映画だ。しかし、サタンの子を出産すると、こうなるのだろう！

『エクス・マキナ(原題: Ex Machina)』(2014年)

AIのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル演)は飼い主を殺してしまい、プログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン演)を閉じ込めた後、逃亡する。

『ソウ(原題：Saw)』 (2004年)

悪役ジグソウは、基本的に理性を失っているローレンス・ゴードン博士(ケイリー・エルウィス)に勝利する。

『ダークナイト(原題：The Dark Knight)』 (2008年)

クリストファー・ノーランの『ダークナイト』では、故ヒース・レジャーが象徴的なジョーカーを演じる。ジョーカーに勝ち目はないとも言えるが、ジョーカーはバットマンでさえも、誰もが彼のような怪物になり得ることを証明した。

『悪魔を憐れむ歌(原題：Fallen)』 (1998年)

デンゼル・ワシントンの警官役は、決して私たちの期待を裏切らない。そして、ジョン・ホッブス刑事を演じたときもそうだった。しかし今回は、彼が勝つのではなく、悪役が勝つのだ。ただし、これは普通の悪役ではなく、本当の悪魔だ！

『キャビン(原題:The Cabin in the Woods)』 (2011)

『キャビン』では、この若者たちが死ななければ、人類は滅亡するという状況を描いている。では、この映画で本当に勝つのは誰なのか？まあ、悪者が他の悪者に敗れ、悪が勝つと言えるかもしれない。

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション(原題：X-Men: First Class)』(2011年)

この映画では、マーベルの悪役マグニート(別名：エリック・レンシャー)の台頭を見ることができる。この役はマイケル・ファスベンダーが演じる。

『エイリアン: コヴェナント(原題：Alien: Covenant)』(2017年)

マイケル・ファスベンダーが演じたアンドロイドのデヴィッドは、実は異星人の創造者であり、最終的に悪役でもある。彼は、取り残された惑星から脱出することに成功したが、その結果として、今後さらに邪悪な異星人が宇宙に恐怖をもたらす可能性が生まれることを意味する。

『ネオン・デーモン(原題：The Neon Demon)』 (2016年)

この映画は、エル・ファニングが演じる若いモデルのジェシーがロサンゼルスに移り、モデル業界で成功を目指す様子を描いている。映画の結末はもっと驚くべきだが、比喩的にい言えば、彼女はこの業界に「飲み込まれた」と表現することもできる。

『インサイド・マン(原題：Inside Man)』 (2006年)

もう一つの映画では、デンゼル・ワシントンが演じる刑事は悪役に負ける。彼の敵は、銀行強盗に成功して正義から逃れた、ダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン演)という犯罪者だ。

『ウィッカーマン(原題：The Wicker Man)』 (1973年)

エドワード・ウッドワードが演じるニール・ハウイー巡査部長は捜査中、善意で行動していたが、異教の生け贄として生きたまま火刑に処される。

『クルーシブル(原題：The Crucible)』(1996年)

この映画は、17世紀のマサチューセッツ州セーラムを舞台に、この町で起こった悪名高い魔女裁判をモチーフにした。魔術の行使の告白に失敗したジョン・プロクター(ダニエル・デイ＝ルイス演)や他の被告とともに、殺される。

『隣人は静かに笑う(原題：Arlington Road)』 (1999年)

テロリストになりそうもない隣人？主人公がFBIビルの爆破計画に巻き込まれるの？そして、テロリストの隣人が逮捕されることもなく、逃げ切るの？上記のすべて、この映画ではあるよ。

『1984(原題：1984)』 (1984年)

ジョージ・オーウェルの名作小説に基づくこの映画では、「システム」が人類に勝利するという展開が描かれている。

『ウォッチメン(原題：Watchmen)』 (2009年)

悪役オジマンディアス(マシュー・グード演)は、最終的に大量破壊の計画を実行に移し、逃げ切ることに成功した。

『アンブレイカブル(原題：Unbreakable)』(2000年)

サミュエル・L・ジャクソンは、ヒーローのデヴィッド・ダン（ブルース・ウィリス）が敵対する悪役、ミスター・グラスを演じている。この物語全体は、ヒーロー対悪役の構図で展開する。この映画には、悪役が勝つ。

『スター・ウォーズ エピソード5／帝国の逆襲(原題：Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back)』(1980年)

ダース・ベイダーがこの中で一番だと言っても間違いないだろう？あなたの意見はどう？