「べらぼう」33話、「おふくちゃんのところに」「幸せに暮らしてね」井之脇海“新之助”に数多くのコメント集まる
横浜流星が蔦屋重三郎を演じる大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の33話が8月31日放送。打ちこわしを鎮めようとする蔦重の危機を救った長谷川平蔵に「好感度爆上がり」といった声が上がるとともに、井之脇海演じる新之助にも数多くの反応が寄せられている。
江戸次回を舞台に、吉原で育ち、そこから出版業で成功して日本橋進出を果たし時代の寵児となった蔦屋重三郎=蔦重の人生と、彼が慕った平賀源内を通じて繋がった幕府の老中、田沼意次を取り巻く権力闘争を描き出していく本作。

江戸市中の打ちこわしを防ごうとする蔦重を横浜流星が演じるほか、市民の先頭に立って抗議活動をはじめた小田新之助に井之脇海。日本橋の地本問屋の娘で蔦重の妻となったていに橋本愛。自分ならではの作風を模索する絵師の喜多川歌麿に染谷将太。蔦重の義理の兄・次郎兵衛に中村蒼。
十一代将軍・家斉の乳母だった大崎に映美くらら。田沼意次と繋がりが深い大奥の最高権力者・高岳に冨永愛。蔦重とは若い頃から顔見知りの長谷川平蔵宣以に中村隼人。経済重視の政策をとってきたが権力争いに敗れつつある田沼意次に渡辺謙。意次に復讐しようとする松平定信に井上祐貴。息子・家斉が十一代将軍となった一橋治済に生田斗真といった顔ぶれが共演。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
ついに江戸でも打ちこわしがはじまる。混乱のなか“丈右衛門”を名乗っていた男(矢野聖人)がまたも現れ、市民に小判をばらまく。

それがきっかけとなり略奪が始まることに。江戸市中が混乱するなか蔦重は意次に、米の代わりに金を配り、その金で米が買えるようにしたらどうかと提案。蔦重は富本斎宮太夫(新浜レオン)に浄瑠璃の富本節で、意次の施策を歌ってもらいながら、その内容を記した読売を市中に撒いていく。これにより騒動は沈静化の方向に向かうのだが、“丈右衛門”を名乗っていた男は富本斎宮太夫らと共に市中を練り歩く蔦重を背後から刺そうとし、それをかばった新之助が傷を負う。そして男は平蔵が放った矢に射抜かれる…。

万事休すとなった蔦重を救った長谷川平蔵に「長谷川様の好感度爆上がり」「今までで一番カッコいい登場の仕方だった」「長谷川様あれを命中って弓お上手」など視聴者から喝采の声が上がる一方、「丈右衛門だった男が死んじゃったら、もう何も分かんなくなっちゃう」「丈右衛門だった男をここで始末しちゃったら、裏を探ること出来ないのでは?」「長谷川さまかっこよかったけどはたしてその男撃ち止めてよかったのか…」などの声も。

平蔵たちに守られ富本斎宮太夫の一団が市中を練り歩いていくなか、蔦重は負傷した新之助を助けようとするが、そのかいむなしく新之助は息絶えてしまう…。

新之助の最期にも「新さんには生きてほしかったなあ」「新さん、せめて天国でおふくと子供と幸せに暮らしてね」「あの世で妻子に会ってたらふくご飯を食べておくれ…」など数多くの追悼コメントが寄せられている。
【第34話あらすじ】
老中首座に就いた定信は厳しい統制を始める、処罰の危機にあった南畝(桐谷健太)は絶筆を宣言。蔦重はある決意で意次の屋敷を訪れる…。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。