「HG 1/144 ガルスJ」レビュー【#ガンダムZZ】ネオ・ジオン地球侵攻の先兵!独特の装備と簡単組立を実現して待望のHGキット化!
【HG 1/144 ガルスJ】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年8月8日
価格:2,750円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約137mm

「HG 1/144 ガルスJ」レビュー【#ガンダムZZ】ネオ・ジオン地球侵攻の先兵!独特の装備と簡単組立を実現して待望のHGキット化!
今回レビューするのは「HG 1/144 ガルスJ」です。この機体は『機動戦士ガンダムZZ』(1986年放送)に登場し、主人公ジュドー・アーシタのライバルとなるネオ・ジオン軍のマシュマー・セロに託され、同軍の地球侵攻作戦の先兵として送り込まれたモビルスーツです。
ハマーン・カーン率いるアクシズは直前まで行われていたティターンズとエゥーゴによるグリプス戦役時に第三勢力として「AMX-004 キュベレイ」「AMX-003 ガザC」で戦闘に介入しました。ハマーンは情勢の動向を見極めながら、その先を見据えて「AMX-006 ガザD」他の開発を進め、ティターンズが壊滅したのを機にネオ・ジオンを名乗って地球圏への侵攻を開始しました。

この「AMX-101 ガルスJ」はアクシズに旧ジオン系技術者が合流することで「AMX-102 ズサ」「AMX-103 ハンマ・ハンマ」「AMX-104 R・ジャジャ」等と同様に生み出された機体群の一機です。作戦の足掛かりとして宇宙に浮かぶスペースコロニーのサイド1方面軍として巡洋艦エンドラ(艦長:マシュマー・セロ)と共に配備されました。
本来は、初めて建設されたスペースコロニーであるサイド1の1バンチコロニー“シャングリラ”を制圧して足掛かりとし、地球へ侵攻する作戦でした。しかし、そのコロニーにはグリプス戦役で傷ついたエゥーゴの戦艦アーガマが先に入港し、搭載している各モビルスーツのメンテナンスや傷病兵のケア等を行っていました。そこで運命的な出会いとなったジュドー・アーシタは、まともに動かないZガンダムでマシュマーのガルスJと対決することになり、劇中終盤まで関わることとなります。

今回、キットをレビューできる機会をいただきました。待望のHGキット化となったガルスJの登場は筆者としてもうれしい限りです。現在の基準で独特な機構を持つ機体をどのように設計してあるのか組んでその楽しさを確認してまいりましょう。それでは、ガルスJ組むぞ!いい風だ……火照った体に心地よいわ!
「HG 1/144 ガルスJ」のキット内容をチェック!
それではキットの内容をチェックしていきましょう。商品はランナーがA~D、SB-13で7枚、シール1枚、組立説明書で構成されています。ランナーを見ていくとアクシズが独自の進化を始めたモビルスーツのデザインをなるべく少ないパーツで実現している印象です。そのため各パーツも大きく設計されていて組みやすさにも貢献しそうです。

(C)創通・サンライズ