注目の弁天町エリアにニューオープン!内装もメニューも黒で統一した自家焙煎コーヒー店「螺旋珈琲」

大阪・関西万博会場の最寄り駅・夢洲駅から4駅隣の弁天町駅。個性的なショップが増えつつある注目エリアで2025年6月にオープンしたのが自家焙煎コーヒー店「螺旋珈琲」です。「螺旋」の由来は、ネジの古倉庫を再利用しているから。まさにインダストリアルな空間でいただけるのは、店主の好きな「黒」で統一したコーヒーやスイーツの数々。黒の正体は、健康意識が高い人の間で注目される、あの素材でした。

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JR・大阪メトロ中央線弁天町駅から徒歩7分の場所にある自家焙煎コーヒー店「螺旋珈琲」。駅前の繁華街から少し離れた、民家や小さなオフィスが立ち並ぶ静かな場所にあります。

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店主の宮本ケイトさんは「黒が好き」で外装、内装、コーヒー設備などを黒で統一。築60年のネジの倉庫をリノベーションしたブロック塀とコンクリートからなる無機質な空間に、真っ黒な階段が映えています。

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自家焙煎のコーヒー店は敷居が高く感じがちですが、宮本さんは「コーヒーを自由に楽しんで欲しいから」と質問されない限りは難しい説明はしないそう。モバイルオーダーなので落ち着いて注文できますよ。

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「黒」にこだわる「螺旋珈琲」で名物メニューとなりつつあるのが黒・ラテ。ミルクにエスプレッソと竹炭を加えています。竹炭は水と合わせて茶筅で点ててからエスプレッソ、ミルクと合わせているので口当たりがなめらかに。竹炭自体は無味無臭なので、味わいはカフェラテそのものです。竹炭は整腸作用も期待できると言います。 黒・ラテは客席で仕上げてくれるため、黒と白のグラデーションになっていく様子も間近で眺められます。

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コーヒーだけでなく、自家製のカスカラコーラにも竹炭を入れて黒いビジュアルに。カスカラ(コーヒー豆を取り出したあとのコーヒーチェリーの果皮と果肉を乾燥させたもの)と黒砂糖で作る自家製シロップ、シナモン、カルダモンなどを合わせて作っていて、コーラなのにコーヒーの要素も楽しめるのがコーヒーにこだわる自家焙煎店らしい特徴です。 スパイシーパウンドケーキは、米粉で作っているため、もっちり食感。竹炭入りなので、こちらも真っ黒なビジュアルです。シナモンやカルダモンほか、多彩なスパイスが入っているので、クラフトコーラとのマリアージュは格別です。

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コーヒーをオーダーすると、黒い陶器のカップ、透明のグラスの2杯分が提供されます。まず視覚的にみると、同じコーヒーなのに色が違って見えるから驚きます。 1杯目は熱いうちに味わってほしい黒い陶器に入れたコーヒー。温度が高いコーヒーは香りが立ちやすいため、飲み口がすぼんだ形状のカップに入れ、良い香りが堪能できるよう工夫されています。次にグラスに入ったコーヒーを。温度がぬるくなると、コーヒーの豆の個性がクリアに際立ち、1杯目と味わいが異なるように感じるから不思議です。

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宮本さんの狙いは、コーヒーの味に集中してもらうこと。どちらのカップも取っ手が付いていないため、手からコーヒーの温度が伝わってくるのもポイントです。豆の特徴が書かれたカードが添えられているので、ぜひ読みながら五感をフル活用してコーヒーと向き合ってみてくださいね。

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気に入ったコーヒーは焙煎豆をお土産に。ブレンドが2種、シングルコーヒーが4種あります。猫のパッケージがかわいらしくプレゼントしても喜ばれそうです。

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2階にあるのは約8坪のギャラリースペース。作品を展示するアート系の企画展だけでなく、マルシェをしたり、保護猫の譲渡会をしたり多彩なイベント会場として活用されています。誕生日会、映画鑑賞会などの貸しスペースとしても利用できますよ。

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黒で統一された空間は、どこか静けさが漂い安らげる雰囲気。コーヒーを片手に自分と向き合う時間を過ごしてみませんか。

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